心の凍土に訪れる春の融解



仄かな温もりを帯びた笑顔の裏に
触れられることの無い 凍てついた心
誰が彼女の心を融かすのだろう
その幾重にも積もる雪のような心を

はじまりこそは他愛もないこと
互いに「凍てつく心」をもつ者が
ただ 同じコトを繰り返す
それが自然になるまでに

どれほど同じコトを繰り返せば
どれほど時間を費やせば
どれほどの温もりがあれば
この心を融かせるのだろうか

彼女の心の氷は
気付けば他人を遠ざける棘となり
他人を傷付けずとも
他人の介入を拒絶し続ける

それもいつかは君が溶かす
どれほど覆い被さる心の氷を
君の心に偽りがなければ
彼女の心の氷は融け 涙となって流れるだろう

そして君が教えれば良い
どんなに凍てついていようとも
どんなに厚い氷の壁でも
春が来れば きっと融けるということを









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