1.リンクの自由について


ホームページのリンクについては、リンクする際に相手方に許可を取 るのがマナーだとされている。私もBBSなどで知り合った人のサイ トへはその都度連絡していた。とはいえ、公共性の高いサイトや、 「リンクフリー」というようなことが書かれたサイトについては、い ちいちおうかがいを立てていなかった。
しかし、そもそもネット上に挙げた段階で、そのページは公共空間に さらされているわけで、いちいちリンクに関して許可を云々するのは おかしいのではないかとも思っていたのである。
最近になって、無断でリンクすることは、参照なのであり、それ自体 では著作権法に触れないことがわかった。「それ自体」というのは、 リンク紹介文などが「名誉毀損」に当たる可能性があるので付加した 語だが、むろん、その場合でも著作権とは関係がない。
無断リンクは一部で個人の権利の侵害のごときものとされているが、 むしろ無断リンク禁止などという行為の方が、ネットにおける表現の 自由を奪うことなのである。
例えば、ある政党が、自己に批判的な報道をするという理由で、一部 のテレビ局や雑誌社などを記者会見から締め出すならば、非難される ことだろう。リンクを禁止したり制限したりするのは、それと同様な のである。大企業や法人が、この無断リンク禁止にご熱心なのもむべ なるかなである。
また、個人運営のサイトで無断リンク禁止などというのは、ひとに読 んでほしいけど批判や悪口はおことわりといった、きわめて幼児的精 神に基づいたエゴイズムに過ぎない。
ネットは表現の自由に最大限適した空間である。それを自らのエゴで 破壊する行為は、自分の首を締めることになるだろう。
(20020926:Tachibana Kichikusai)

<参照リンク>
リンクに許可は必要か(奥村晴彦)
リンクについて「リンクは自由!」(後藤斉)
リンク関係資料集(松本邦彦)
リンクについてのリンク集(ゆみか)
リンクの自由について(リンクの自由を守る市民の会)

「ウェブサイトアーカイブ」というところからこの文書がリンクされて いました。(20030510記)


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