はりもぐハーリー

『長生き薬はおいしいぞ』


登場人物
ハーリー・・・ハリネズミ
リス子・・・リス
アゲゾー・・・ゾウ
タクヤ・・・マントヒヒ
ガブリーヌ・・・ワニ
ガブリーヌのママ
タクヤのママ
カメレオン先生・・・カメレオン
リス子の父
リス子の母
ももさん・・・ザリガニ、人間界の製品を売っている
シーラカンス校長・・・シーラカンス
ナレ&SE


ハーリー  『長生き薬はおいしいぞ』

ナレー ここは学校、今日もぽかぽかいい天気

S.E:(ガゴガゴ)バケツチャイムが鳴る

カメレオン先生 「さぁ!皆さんお弁当の時間ですよ〜ん!」

一同 「うっしゃ〜!わ〜い!!」

ナレ おやおや、お昼の時間みたいですね。ちょと覗いてみましょう。

ハーリー 「へへへっ、母ちゃん今日は何作ってくれたのかな〜(ちょっと間) だ、だだ大嫌いな・・・玉子だ〜!!!(泣)

アゲゾー 「ぼくなんか嫌いなピーマン丸ごとなんだゾ〜!!!」

リス子 「どびやぁ〜たまねぎが入ってる〜!!!リス子、たまねぎみただけで、涙がとまらないのよ〜・・・というわけでガブリーヌちゃんよろしくね!」

ガブリーヌ 「よろこんでいただいちゃいますわ!シャ〜ァ!!」

ナレ そこにカメレオン先生が乱入してきました。カメレオン先生ガブリーヌの餌に!?ピーンチ!

ガブリーヌ 「ガブッ!」

リス子 「ゲッ!?」

ナレ カメレオン先生の手がガブリーヌちゃんに噛まれてしまいました(笑)カメレオン先生噛まれたまま腕をぶんぶん振ってリス子に注意する。

カメレオン先生 「何でも好き嫌いなく食べなきゃ、ダメじゃないですか!」

ハーリー・リス子 「だって〜!!!」

タクヤ 「せや!!わしを見習のうて何でも食わな〜あかんど!(菅原文太風に)」

ハーリー 「何だい、いつもやしの実しか持ってこないくせにさ!」

リス子 「おなじ物ばかり食べているのは、体に良くないって、いつもパパが言っているわ!」

カメレオン先生 「そ〜ですよ!君たち。そうやって子供の頃から好き嫌いばかりしていると長生き出来なくなってしまいますよ!」

一同 「え〜!!!本当!?」

カメレオン先生 「ほ〜ら、早く食べないとすぐに死んじゃうぞ〜!!!ケケケケケ〜(不気味な笑い)」

ナレ みんなゾ〜!!となってお弁当を食べ始める。タクヤ、先生の方をにらみながら・・・

タクヤ 「せやかてちぃ〜と変やな〜」

一同 「えっ!???」

タクヤ 「だって、最近校長先生、入れ歯の調子が悪うて、硬いもんがよう食えんようになったって言うとったで!」

アゲゾー 「ケーキやキャンディーも、あんまり好きじゃないって言ってたゾー!」

ガブリーヌ 「校長先生は、とってもおいしそうですのに・・・」

ナレ あらあら、お話が変な方向にいってしまったみたいですね。みんな怒りはじめちゃったみたいです(笑)

ハーリー 「おかしいよ!校長先生だって、好き嫌いがあるのに!4億年も長生きしているなんてさ!」

リス子 「そう言えばそうよねぇ!絶対に変!」

ナレ カメレオン先生にじりじり詰め寄るハーリー達

カメレオン先生 「そ・・・そ・・・それは、その〜・・・」

一同 「それは〜???」

カメレオン先生 「はっ!実は、校長先生は最近長生きの薬を飲んでいるので〜す!」

ハーリー 「長生きの薬!?」

リス子 「なにそれ?」

カメレオン先生 「おっほん!長生きの薬とは、その名の通り、それを飲んでいればそのまま・・・年をとらす、いつまでも長生きできるというとってもありがたいお薬なので〜す!」

ハーリー 「それじゃ〜!そのお薬を飲めばもう玉子食べなくてもいいんだね!」

アゲゾー 「ピーマン食べなくてもいいんだゾー」

リス子 「リス子も・・・そのお薬ほしぃぃぃぃ!!!」

ガブリーヌ 「私も・・・何でも食べてみた〜い!!!」

ナレ お話が長生きの薬になってしまいました。みんな気合が入ってきたみたいですよ

ハーリー 「みんな、校長先生の所に行ってみよう!!!」

一同 「おぉ!!!」

SE (ドドドドドド〜)

カメレオン先生 「き、君たち!ちゃんとお弁当は食べてから行きなさ〜い!!!」

 

ナレ ここは校長室。(沼)

 

ハーリー 「校長せんせ〜い!」

リス子 「校長せんせ〜い!」

タクヤ 「・・・おらへんなぁ・・・」

ナレ 校長先生いないみたいですね。

 

ナレ 場面は変わってリス子ちゃんのお家。リス子ちゃんのパパはお医者さんママは看護婦なんですよ

リス子の父 「・・・え!長生きの薬?」

リス子 「そうなの、パパとママならどこにあるか知っているんじゃないかと思って・・・」

リス子の父 「う〜ん・・・長生きの薬ねぇ・・・」

リス子の母 「この辺りには、そんな薬草生えてないわねぇ〜」

一同 「そんなぁ〜」

リス子の父 「シーラカンス校長先生が飲んでいるという事はひょっとすると・・・それは人間の世界での薬では?」

リス子の母 「そうね。簡単に見つかる様な薬ではないでしょうね〜」

リス子 「分かったわ!ありがとう」

一同 「おじゃましました〜」

 

ナレ ないと分かるとさっさと出ていく一同

リス子 「人間の物って事は・・・」

タクヤ 「行くとこは一つしかあらへんな!」

 

ナレ この村で人間の物はももさんがやっているお店に行くんです。

ももさん「はて?この不思議は箱は一体なんなのでしょうね〜(こぼす)」

ナレ ももさん見つけた不思議な箱を調べているみたいです。箱の中には変な形をした鉄板となにかの作り方が書いてある紙が入っていた。

ももさん 「お!これは・・・どうやら、食べ物を作る特別な道具のようで〜す・・・」

ナレ ガブリーヌとタクヤのママがももさんのお店にやってくる

二人 「下さいな〜!」

ガブリーヌのママ 「あ〜ら奥様、私の馴染みのお店に何のご用ですの?」

タクヤのママ 「ふん!馴染みの店ってももさんとこはみんなのお店じゃないのさ!」

ガブリーヌのママ「ちょっとももさ〜ん、この間だ頂いたお化粧道具を・・・」

タクヤのママ 「あたしも〜この前もらったお化粧道具もっとちょうだ〜い」

ガブリーヌのママ 「まぁ、図々しい!ボンレスハムの分際でお化粧なんて・・・どうしようてぇのかしらね〜」

タクヤのママ 「うっさいわねぇ!そっちこそ洗濯板みたいな肌しているくせに!鼻の頭で服でも洗ってろっていうのよ!!!」

二人 「ぐぬ〜ッ!!!」

ガブリーヌのママ 「わたくしがしわを伸ばして差し上げますわ」

ナレ ガブリーヌのママ、セロテープを構えてタクヤのママに歩みよる・・・

タクヤのママ 「あたしが、肌の手入れしてやろうじゃん!」

 

ナレ さて、二人は放って置いて(笑)ここはももさんのお家の裏手、まだまだ説明書をみています。

ももさん 「不思議な形の食べ物で〜す」

ももさん 「ザリ!?」

ナレ ももさん家の方が騒がしいのに気がついたみたいです。    

ハーリー達 「ももさ〜ん。あれ???」

ナレ ももさんのお店にくるハーリー達ガブリーヌとタクヤのママ達をみて驚く

タクヤ 「あ〜!!!」

ママ達 「うがぁ〜!!!」

ナレ ママ達喧嘩をしていてみんなが来たことに来たことにきがつかない。

タクヤ 「ママ!なにやっとんねん!」

ガブリーヌ 「けんかしてたら、お腹がすきますわよ〜」

ももさん 「マダ〜ム、何をしているのですか〜」

ナレ ももさんも騒ぎを聞きつけて駆けつけてきたようですママ達の顔にはセロテープが貼られて凄い顔になっている・・・

ガブリーヌのママ 「あ〜ら、ももさん」

タクヤのママ 「あたし達お互いの顔にパックしてあげてたのぉ〜」

ナレ ハーリー達しらける・・・ハーリー達気分を取り直してももさんに長生きの薬について聞く。

ももさん 「仲良きことはビューティフルですね」

ハーリー 「ところで、ももさん!長生きの薬ってしらない?」

ももさん 「長生きの薬?」

リス子 「そのまま年を取らなくて・・・長生き出来るお薬なんだって〜!」

ママ達 「年を取らないっ!!」

タクヤ 「せや!人間の世界だけにあるごっつう珍しい薬やねん」

ももさん 「人間の世界だけに・・・あっ!!」

ナレ あわてて何か思い出したももさん。裏手にいって何か持ってくる。それはたい焼きだった。

ももさん 「これぞまさしく、その長生きのお薬に違いありません!」

ハーリー 「ああっ!これって!!」

ガブリーヌ 「校長先生にそっくりですわ!」

リス子 「ももさんどういうこと?」

ナレ ももさん説明書を見せて・・・

ももさん 「説明書を読みながらミーが作ったのです!おそらくこれは人間達がとっても長生きできるように、わざわざ、シーラカンス校長に似せて作った物なのでしょう!」

一同 「そ、それじゃ〜これで・・・」

ナレ ガブリーヌのママ、たい焼きに飛びかかり凄い勢いで食べ始める

ガブリーヌのママ 「この薬はエレガントで美しい私が食べてこそ、価値がありますのよっっ!!」

ナレ タクヤのママも負けじと食べ始める

タクヤのママ 「あにあわててんのよ!キュートでラブリーなあたしの方が食べるべきじゃん!」

ナレ 二人の勢いにまたまた唖然とする一同

ハーリー 「ちょっとおばさん」

タクヤ 「くら〜っ!何勝手なことばっか言うとんじゃ〜い!」

リス子 「リス子達が先よ〜!」

ももさん 「はいはい皆さん、喧嘩はストッ〜プで〜す!」

ももさん 「慌てなくてもお薬はまだまだ沢山ありますです、はい!」

一同 「ほんと〜!???」

ナレ ももさんたい焼きを焼く、店の裏、たい焼きを嬉しそうに食べている一同

ガブリーヌのママ 「このお薬、甘くておいし〜」

リス子 「こんな、おいしいお薬初めて〜」

ハーリー 「こんなおいしいもの食べて、長生きが出来るなんて最高だね〜!」

ガブリーヌのママ 「こ・・・これを食べれば永遠の若さと美しさが保っていれれるのね〜」

タクヤのママ 「う〜んと食べて、ピチピチの若さをずーっと取っとくじゃん!」

ガブリーヌのママ 「あ〜ら奥様の場合、脳みそはガキんちょのままなんだし、食べなくたってよろしいんじゃございませんの?お〜ほっほっほっほ!」

タクヤのママ 「言ったわね〜こ〜してやる〜!!!」

ナレ ガブリーヌのママが笑っている間に皿を奪いとり全部食べる

ガブリーヌのママ 「な、なんていう事を!!!」

タクヤのママ 「きゃはははは、さっさと干からびちゃえばいいじゃん!」

ガブリーヌのママ 「もう許しません事よ!!!」

タクヤのママ 「うきぃ〜やったわね〜!!!」

一同 「ああ〜!!!」

タクヤ 「なにすんねん!」

ガブリーヌのママ 「んま〜!!!はっ・・・」

ナレ ガブリーヌのママの目線の先にはたい焼きを焼いているももさんがいた

ももさん 「焼き、ザリ、ザリ〜♪」

ももさん 「はっ!」

ナレ ももさん殺気を感じ振り向く

ガブリーヌのママ 「およこし〜!!!」

ナレ ガブリーヌのママももさんに跳び蹴り・・・鉄型を奪おうとする

ももさん 「ぐぇ〜っ!」

タクヤのママ 「だぁ〜!!!」

ナレ タクヤのママも負けじと飛びかかる

タクヤのママ 「それだけは、渡さないじゃ〜ん」

ナレ 二人鉄型を持ち合い引っ張りあう

ガブリーヌのママ 「ぎゃぉぉ〜放しなさ〜い!!!」

タクヤのママ 「これ以上食べさせるもんかぁぁぁ〜」

SE (ガチャ、ガチャ)

ナレ 鉄型にひびが入り・・・

タクヤのママ 「うぐぐぐぐぐ〜」

ガブリーヌのママ 「うがががが〜っ」

SE (バキッ!)

一同 「あぁっっっっ!!!」

ナレ ついに鉄型は切れてしまいました

ガブリーヌのママ 「やったぁ!長生きの薬はわたくしのものですわ」

タクヤのママ 「バリバリきれいになったろうじゃん!じゃ〜ね〜」

ガブリーヌのママ 「お〜ほっほっほ!」

ナレ 凄い勢いで去っていくママ達、切れた鉄板と一緒に材料も持っていく・・・

ももさん 「マダ〜ム」

 

ハーリー 「長生きの薬がぁ・・・」

シーラカンス校長 「みんな。何をさわいでおるのじゃ」

一同 「校長先生!!」

ハーリー 「校長先生!!」

リス子 「リス子たちにも長生きの薬ちょうだい!」

シーラカンス校長 「長生きの薬〜???」

 

ナレ ここは職員室

 

シーラカンス校長 「ばっかも〜ん!!!」

カメレオン先生 「くぇ〜」

シーラカンス校長 「何が長生きの薬じゃ!いっつもいい加減な事ばかり教えおって!!」

ハーリー 「がっかりだね」

リス子 「長生きの薬がウソだったなんて・・・」

シーラカンス校長 「ばっかもん!!!よいか、長生きの薬などなくとも、好き嫌いしないで食べれば、元気で長生きできるのじゃ!・・・さぁ!残した物はしっかり食べなさい!」

一同 「うげ〜!!」

シーラカンス校長 「食べてみれば何でもおいしいじゃろ?」

ハーリー 「そんなことないよね???」

タクヤ 「そういえば、あれはなんだったんやろ?」

一同 「おいしかったね〜うふふ」

 

ナレ ガブリーヌ家のキッチン・・・そしてタクヤ家の居間。お皿いっぱいのたい焼きを食べまくっているママ達

ガブリーヌのママ 「はぐ、はぐ、はぐ・・・」

タクヤのママ 「はぐ、はぐ、はぐ・・・」

二人 「こ・・・この美しさを永遠に〜!!!」

 

はりもぐハーリー 「長生き薬はおいしいぞ!」 完

 いんでっくすへ