仮面ライダー龍騎(パロディシナリオ)

『先生のためならえ〜んやこ〜ら。』


登場人物

北岡秀一(仮面ライダーゾルダ)

由良吾郎

城戸真司(仮面ライダー龍騎)

秋山蓮(仮面ライダーナイト)

機械音(龍騎・ナイト・ゾルダあり)

ナレーション


ナレ 2002年仮面ライダーの戦いはショッカー軍団の戦いから『モンスター』退治?に移り変わり、舞台はミラーワールドという非現実なものへ移り変わった。そしてその戦いは悪を打つだけでなく、13人の仮面ライダーたちのまさに『バトルロワイヤル』、つまり、生き残りをかけた戦いになっていたのである。

生き残ったたった一人に待っているもの。それは願い事が叶うというかなりおいしい・・・おいしすぎる話なのである。

そしてここに一人、そのバトルに賛同する一人の男がいた。

その名は北岡秀一。職業(敏腕)弁護士。

北岡 「ごほごほ・・・」

吾郎 「せ・・・せんせぃ!大丈夫ですか!???」

ナレ 彼の望みは『命』である。彼は不治の病に冒されているのだ!

北岡 「あ・・・あぁ。大丈夫だ!」

吾郎 「せ・・・せんせい。おれ・・・」

ナレ 由良吾郎。北岡の秘書であり、身の世話をすべてこなす。常に彼のアンテナは北岡にむけられている。吾郎そっと北岡に近づき・・・北岡を抱きしめた

北岡 「ご・・・吾郎ちゃん!」

吾郎 「おれ・・・せんせいが苦しむ姿見たくないです。どうして・・・どうして・・・」

北岡 「吾郎ちゃん・・・」

吾郎 「ううっ・・・」

ナレ 吾郎せきを切ったように嗚咽をはじめる。そんな吾郎の顔をしたからのぞき込みいつものように・・・

北岡 「吾郎ちゃんは泣き虫なんだから〜」

吾郎 「ううっ・・・」

北岡 「よしよし」

ナレ 北岡優しく吾郎の頭をなでる。それはまさに仲良しの兄弟のようにも見えるが・・・ちょっと裏の世界を除かせる雰囲気もある。

吾郎 「せ・・・せんせい!おれ先生のためならなんでもします!」

北岡 「ご・・・吾郎ちゃん・・・」

吾郎 「おれ少しでも先生のお役にたちたいんです!!」

ナレ 吾郎は常に北岡と行動をともにしているのである。ミラーワールドでの戦いを除いては。

吾郎 「おれは・・・その・・・この格闘術で先生を守る事が出来ます。料理だって自信が有るんです!炊事洗濯・・・それに、身の回りの世話だって!!」

北岡 「吾郎ちゃん、いつもちゃんとやってくれているじゃないか!」

吾郎 「それだけじゃ・・・だめなんです!その・・・」

北岡 「その?」

ナレ 吾郎、ちょっと考え、意を決したように

吾郎 「おれライダーの戦いにはいっしょにいけないけど、サポートは出来ます」

北岡 「ご・・・吾郎ちゃん・・・」

吾郎 「先生!」

北岡 「吾郎ちゃん・・・君を秘書にもててうれしいよ。あ・・・ありがとう!」

ナレ 二人、ほほえんだ。美形の二人。それだけで絵になる。

北岡 「そうだな〜まずは」

吾郎 「はい!」

北岡 「食事お願い!お腹すいちゃったよ〜」

吾郎 「あはは・・・そうでしたね」

ナレ 吾郎急いでキッチンに向かった。吾郎の腕前はなぜかプロ級

 

花鳥(あとり)店内・・・

 

城戸 「絶対怪しいって!」

秋山 「なにが?」

城戸 「だから・・・っもぉ〜!」

秋山 「北岡とあの弁護士のやつの関係か!?」

城戸 「そ・・・それも・・・じゃなくて!」

秋山 「なんだ!はっきりいえ!借金増やすぞ!!」

城戸 「なんでそうなるんだよ!じゃなくてさ、あの弁護士がライダーじゃないかって・・・・」

秋山 「あぁ!?」

城戸 「だってさ〜」

ナレ 実はこの時すでに蓮は北岡が仮面ライダーゾルダであるという事実を知っていたのである。

秋山 (ふふっこいつにゾルダの正体を教えたらまた『戦いを止めさせる!』っていうにきまっているからな。)

ナレ そんな思惑があり蓮は真司に悟れれないようにしているのだ。

城戸 「おれ、絶対証拠をつかんでみせる!」

ナレ そういうと店を出ていく真司。

秋山 「ったく!あいつは本当にあまいやつだ!」

ナレ 蓮も後に続く。それなりに心配しているのだろうか?・・・
いや、今の蓮の狙いは、モンスター獲得。そしてゾルダを倒す事。それしかないのである。ちなみにモンスターを倒すと魂にも似た光が出現し、契約モンスターが食べる事によって強くなるのである

 

北岡弁護士事務所

 

北岡 「うん!やっぱり吾郎ちゃんの料理、最高だよ!」

吾郎 「ありがとうございます」

ナレ 背筋をピント伸ばし、ボーイのような仕草で例をする吾郎。かなり決まっている。

吾郎 「あの〜先生」

北岡 「ん?なに?」

吾郎 「仮面ライダーとしての先生を助ける事ないですか?」

北岡 「う〜ん・・・そうだな・・・。あっ!」

ナレ 北岡何か感じたのか耳を澄ませ、平常心に戻る。様子を見る吾郎 

北岡 「吾郎ちゃん、あまり時間がなさそうなんだ!痛いけど我慢できる?」

吾郎 「がまん・・・ですか?」

北岡 「そう!いま一番それが・・・してほしい・・・」

ナレ 痛いこと?ちょっと考えた吾郎だったが・・・

吾郎 「先生のためなら!」

ナレ こうして吾郎ちゃんが出来る『痛いもの』の予行練習が開始された・・・

 

北岡弁護士事務所・・・外。

 

ナレ 真司と蓮がバイクで到着する。そして、スパイよろしく壁に耳を当てて中の様子を探る。二人ひそひそ会話をする。

城戸 「なんでおまえがいんだよ!」

秋山 「暇だから」

城戸 「暇だからってついてこなくてもいいだろ!」

秋山 「うるさい!借金増やすぞ!」

ナレ 城戸の借金は東京ドームのガラス代(実際にはゆいが割ったのだが・・・)3万円のほかに、蓮の基準でかせられたものが増額されていた・・・。

城戸 「なんで増えるんだよ」

秋山 「むかつくから!」

城戸 「ぎぃぃ!!!」

ナレ 拳を握り怒りのポーズをする、しかし状況が状況だけに大声は出せない・・・

秋山 「おぃ!何か聞こえないか?」

城戸 「ん?」

ナレ そういうと本来の盗聴へと戻る。

 

壁から聞こえてくる室内・・・

 

北岡 「ごろうちゃん、動かない!」

吾郎 「せ・・・先生痛いです・・・」

北岡 「分かってるって!でももう少しの辛抱だから・・・」

吾郎 「うっ・・・」

北岡 「ご・・・吾郎ちゃん大丈夫?」

吾郎 「せ・・・せんせいの・・・だ・・・め・・・」

 

城戸 「ま・・・まさか!」

秋山 「これで立証されたな!」

城戸 「これはOREジャーナルのスクープに・・・あはは、なるわけねぇか・・・^^;」

秋山 「それにしても・・・そんなことになってるなんて・・・わからんものだ!」

城戸 「おれは分かっていたね!」

 

ナレ 壁から聞こえて来た情景から勝手に判断した二人。どうやら本来の目的を忘れている様だ・・・

 

数日後・花鳥店内

 

城戸 「それにしても未だに信じられないよ!」

秋山 「お前はいつも甘い、大体ライダーの戦いはお前みたいな棚ぼたなやつが関わることじゃないんだ!」

城戸 「いや・・・いまだに信じられない」

秋山 「まったくだ!神崎史郎はなにを考えているんだか?」

ナレ 二人話が全然かみ合っていない・・・そんなとき、近くにモンスターがいる事を知らせる機械音がなる。この音はミラーワールドを見られる者、そしてライダーにしか聞こえないものである。

二人『きっ』っとなって・・・音のする方に移動する・・・

 

ナレ そこはホテルのロビーだった。人気のないのを確認して二人エレベータに向かってカードデッキをかざす。姿が映せる者なら変身可能なのである。

城戸 「変身!・・・おっしゃ!」

ナレ ガッツポーズで気合いを入れる真司こと仮面ライダー龍騎。

秋山 「変身!・・・ふっ!」

ナレ 気合いを入れる蓮こと仮面ライダーナイト。

ナレ 二人仮面ライダーに変身するとミラーワールドへと突入する。現場まではライドシューター(バイク)で直行する。

モンスター 「がぉぉぉぉぉぉん!!!」

ナレ あくまでもライダーはモンスターを倒すことも、も!生業にしている。武器はカードデッキに入っている『アドヴェントカード』をそれぞれの武器に装着する事によって召還出来るのである。二人応戦する。

ドラグバイザー 「ソードヴェント」

ナレ 龍騎がドラグバイザーにアドヴェントカードを装着する。

龍騎 「はっ!」

ナレ 空から剣が現れ、受け取りモンスターに立ち向かう。

ナイト 「こんな雑魚おれ一人で十分だ!お前は引っ込んでろ!」

ナレ そういうとナイトも剣にカードを装着する

ダークバイザー 「ファイナルヴェント」

ナレ ナイトもダークバイザー(長剣)にアドヴェントカードを装着する。

ナイト 「ふっ!」

ナレ ナイトとナイトの契約モンスターであるダークウィングが一体になり最強攻撃を食らわそうとしたその時!

爆裂音 どぉぉぉぉん!

ナレ 技が決まる寸前、横から攻撃が加えられ、モンスターが撃破された・・・その先には・・・

龍騎 「お・・・おまえ・・・」

ナイト 「ほぉ〜お出ましか!」

ナレ その先にはゾルダが仁王立ちになっていた。

ゾルダ 「ふん!ぞんな雑魚相手に二人で優雅だね〜」

ナイト 「なに?」

ゾルダ 「まあいいや、手間が省けたし・・・二人もとあの世へ送ってやる!」

マグナバイザー 「シュートヴェント」

ナレ ゾルダストライクベントのカードを召還する。両肩に大砲(ギガキャノン)が備え付けられた

龍騎 「戦いなんて無意味だろ〜」

ナイト 「・・・」

ゾルダ 「・・・死ね!」

ナレ ゾルダのストライクベントが炸裂するまさに間一髪の前で・・・

ドラグバイザー 「ストライクベント」

ナレ 龍騎がストライクベントのカードを召還する。左手に龍の形の武器が装着され・・・

龍騎 「やぁぁぁぁぁぁ!」

ゾルダ 「うぉぉぉぉぉぉ!」

爆裂音 どど〜ん!!!

ナレ ゾルダ直撃をくらった・・・そして煙がさったあとにはゾルダの姿はなかった・・・

 

ホテルエレベータ前

 

北岡 「吾郎ちゃん!吾郎ちゃん!!!」

吾郎 「・・・・・・」

ナレ 現実世界に戻った真司と蓮が駆けつけた・・・そこでみた光景・・・右手にゾルダのカードデッキを持ち、エレベータから、はうようにして出てきた様な感じで倒れている吾郎の姿があった。上半身だけエレベータから出ており、エレベータのドアが閉じたり閉まったりしている・・・

北岡 「吾郎ちゃん死ぬな!!!」

吾郎 「・・・・・・・。」

がっしゃん・・・がしゃん・・・(エレベータのドアの音)

北岡 「だ・・・誰がこんな事を!!!」

 

城戸 「お・・・おれが・・・やったのか???(愕然)

ナレ 吾郎は北岡の呼びかけに反応しなかった・・・

 

北岡 「目を覚ましてよ!(ご・・・吾郎ちゃん!うまいよ)」

吾郎 「・・・。(そ・・・そおっすか?)」

北岡 「ねぇ!!!(うん・・・さすが何でも出来る吾郎ちゃんだ!)」

吾郎 「・・・。(ありがとうございます・・・でも・・・痛いです・・・)」

北岡 「うわ〜!!!(これでしばらくは正体ばれないだろう・・・)」

吾郎 「・・・。(お役に立てて光栄です。)」

北岡 「くくくっ(泣)(今が一番最高にいい出来だよ!吾郎ちゃん)」

吾郎 「・・・。(おれ・・・うれしいっす!)」

 

ナレ そんな会話がなされている事すら知らず真司は自分がゾルダを倒したと罪の意識に犯されていく・・・

城戸 「おれが殺したんだ!ライダーの戦いを止めるはずのおれが・・・」

ナレ 真司の後ろで立っている蓮・・・

秋山 (よ・・・よくやるな〜。普通しないだろう・・・まあ、城戸にはいい薬かもな(笑)

 

仮面ライダー龍騎(パロディシナリオ) 『先生のためならえ〜んやこ〜ら。』 完

 

ちなみに・・・

本当は龍騎のストライクベントの攻撃のほんの寸前、ゾルダは、契約モンスターであるマグナギガ(ミサイル発射形ロボット)にミサイルを発射させ、難なく攻撃を回避していた。なんとも陰険な手を使っていたことを書いておこう・・・