最 終 兵 器 彼 女
第二章
「ごめんなさい」と彼女は。
登場人物
ちせ・・・高校生。気弱な女の子。口癖「ごめんなさい」座右の名「強くなりたい」
シュウジ・・・高校生。ちせの彼氏になった。口が悪く、ついちせに冷たく接してしまう。
アツシ
ノリ
タケ
客
ナレーション&効果音
学校の屋上
ちせ 「あの・・・ジュースかってきたんだけど−。」
シュウジ 「お、わり・・・」
グレープジュースを手に取るシュウジ。
シュウジN 俺たちがつき合う事になってから・・・1週間がたっていた
ちせ 「・・・・」
何か言いたげに見るちせ。ちょっと顔が赤い。
シュウジ 「あ、ごめ・・・もしかして、グレープおまえのか?」
ちせ 「あ・・・ううん・・・どっちでも」
シュウジ 「い−よ。い−よ。」
シュウジN ぼくらは・・・あいかわらず・・・こんなんです・・・
シュウジ 「どーした、ちせ、それ?」
シュウジがちせの膝の擦り傷に気がつく。
シュウジ 「そのきず。」
ちせ 「あ・・・う・・・うん。」
ちせ 「・・・ごめん・・・」
シュウジ 「ああ・・・・」
シュウジ (・・・こいつ、ドジッ子だからな・・・。)
シュウジ 「ちょっとは気ぃつけろや。女の子なんだからさ」
ちせ 「ごめんなさい・・・」
シュウジN 今思えば・・・あの時気がつくべきだったんだ。いや・・・気がついていても・・・もうどうにもならない事だってことを・・・やっぱり後になって、ぼくは、知る。
札幌の街に買い物にきているシュウジそして友人3人。
洋服を探している。
シュウジ 「い−から、黙って服を選べ。・・・つ−か、もっと楽しそうにしろ。」
アツシ 「楽しくね−よ」(泣)
タケ 「なんで、ドタキャンのちせちゃんの代わりに、俺たちがバーゲンつきあわなきゃなんねーんだ!」
ノリ 「彼女もいね−のに、着飾ってもムナシイだけだ・・・」
そんな時大きな衝撃が起こる!
ズン!!!
客 「うわ!」
客 「地震だ!・・・やばっ!!!」
タケ 「最近・・・多いよな・・・地震・・・」
ノリ 「でも・・・なんか・・・だんだん近づいて・・・」
タケ 「・・・!??なんだ、これ・・・」
アツシ 「オィ!外、見ようぜ!」
シュウジ 「お・・・オィ!!」
シュウジ 「バカ!むやみに走るとアブね−ぞ!」
タケ 「そ−だ!避難訓練で習っただろ!」
アツシ 「アホっ!のんきな事言ってんな!!!」
シュウジN 外に出て・・・空を見ると・・・信じられない数の・・・戦闘機が・・・飛んでいた。
シュウジ 「えっ!???」
札幌の街に投下されるたくさんのミサイル・・・。破壊され、火の手が上がり火の海となっていく・・・。
ズズズズズズズ・・・・
客 「な・・・なんなんだ!!!」
アツシ 「どーする?」
シュウジ 「どうするったって・・・。と・・・とにかく、大通り公演の方に行こうぜ!」
タケ 「お・・・おお、ここじゃやべ−な・・・」
アツシ 「シュウジ、早く早く!」
シュウジ空を見ている。
シュウジ 「ジェ−タイ・・・」
アツシ 「本当だ!F15・・・?F2みてぇ、千歳からきたのかな?おせーよ・・・」
シュウジ 「あ!やられた・・・」
敵らしい機体に攻撃され時計台に落下する機体・・・
シュウジ 「あ〜あ、時計台せっかく直したばっかなのによ」
アツシ 「バカ!のんきなこといってんなよ!」
シュウジ 「あ・・・もう1機・・・」
ドクン・・・
シュウジ 「・・・なんだ・・・あれ・・・」
新しくきた機体がどんどん機体を撃沈していく・・・
タケ 「やった!」
ノリ 「あのジェータイ強えっ!」
近くに建っているテレビ等に落ちる機体・・・
ノリ 「うわっっっっ!」
アツシ 「こっちに・・・墜ち・・・」
タケ 「うわあ。」
間
シュウジ 「いってぇ・・・」
シュウジ 「あっ!み・・・みんな大丈夫か!???」
がばっ・・・
彼が無意識にどかした物・・・それは血塗れの死体だった・・・
シュウジ 「・・・・・・・・。」
ごへっ・・・(嘔吐するシュウジ)
タケ 「シュウジ!!!」
シュウジ (良かったみんな無事だった・・・)
ドクン・・・
シュウジ 「・・・アレ・・・なんだ・・・!?・・・」
ノリ 「あ・・・オィ!シュウジ・・・」
シュウジ (なんだか・・・!なんだか・・・)
シュウジ (・・・!!墜ちる!?)
その瞬間・・・その物体は・・・墜ちた。当たりには先が全然みえないくらいの砂埃・・・。
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・。足音が近づいてくる・・・。だんだん姿が見えてくる・・・。
ドクン・・・ドクン・・・
シュウジ 「ち・・・ちせ!?」
ちせ 「・・・・ごめんね、シュウちゃん・・・」
ちせの右腕には・・・腕の代わりに大きな銃・・・そして背中には翼のような物がついていた・・・
シュウジ 「・・・・・。」
ちせ 「ごめんね・・・わたし・・・こんな体になっちゃった・・・」
シュウジN ・・・言葉が・・・言葉が出なかった・・・。俺はそっと彼女を抱きしめた・・・。抱きしめた彼女の心臓の音は・・・しなかった。
シュウジN 僕たちは・・・恋していく・・・
最終兵器彼女 第2章 『完』