曲目リスト 1.TALE OF THE SEASONS 2.ENCOUNTER 3.少しだけ. . . 4.GRACEFUL RAIN 5.FORGIVING 6.音楽の言葉 7.TEMPTATION 8.STINKBUG 9.ACKNOWLEDGE 10.星の夜 (敬称略)今回は吉田美奈子が5年ぶりに新作を出したという ことでこのCDを筆頭に上げたが、私は大人の愛を切なく歌う 彼女のバラードがとても好きで、バラードを探るうちにほとん どのCDを手に入れていたといってもいいほどである。彼女の R&Bやロックは一段とパワフルで、質が高く、クール&リッ チに決めてある。初めての方にはバラードから聴いていただく か、CDそのものを何度も繰り返し聴いていただくことをお薦 めしたい。何度も聴きかえすことでますます味わい深く、吉田 美奈子の世界が体の中に広がっていくのが実感できると思う。 このアルバムの「少しだけ・・・」はまさに珠玉のバラードに また一つ素晴らしい歌が加わったと言える名曲。「愛」という ものをいろんな風に受け止めて大切にできる「大人」の感覚を ぜひ今の若い方に感じて欲しいと願うとともに、ステレオタイ プに育った世代に、そういったオリジナルな感性を知り、本物 のプラトニックでストイックな恋愛感情というものを知って欲 しいとも思う。そんな懐の深さを感じさせる1曲である。
曲目リスト 1.WIND 2.CHRISTMAS TREE 3.PAVEMENT OF LIGHT 4.SHADOWS ARE THE THOUGHTS(OF THE RADIENCE) 5.THANKS TO YOU 6.DREAMING 7.もみの木 幻の逸品と語り継がれていた1986年発表の自主制作盤が、16年の 歳月を経て、スペシャル・エディションとして復活したアルバム。 当時は自費ということで、その許容範囲である3000枚のみのプレ スだったそうだが、内容はどうしてなんと贅沢な作りであること か!ファンであれば尚のこと、手に入れたい1枚だっただろうと 思う。クリスマスらしくゴスペルを基調とした中に、彼女の得意 とする美しい旋律の澄んだコーラス・アレンジは、聴いているう ちに自分の心が澄み渡ってくるような、そしてそばにいてくれる 人たちに素直に感謝したくなる不思議な力に満ちあふれている。 特にコーラスの美しい「THANKS TO YOU」は私の大のお気に入り である。
他にも吉田美奈子の好きな歌がたくさんある。『KEY』からは 「月明かりの中庭」が情緒あって断然好きだが、「グレイス」「 12月のイルミネーション」も好き。『spell』からは「10 月の夕闇」、「プレシャス」が好き。彼女のアルバムジャケットは ちょっとコワい系だったりするものがあるが、中身は全然でハート フル・ソウルフルで熱く強く優しいのである。ジャケットイメージ が取れなかったもので他にもお薦めなのが『EXTREME BEAUTY』で ある。これはアルバム全体を通して好きなお気に入りの一枚である。 なかでも私が好きなのは「BEAUTY」「LIBERTY」「精霊の降りる街」 である。他に『gazer』からは「時間をみつめて」、『ダーククリス タル』からは「凪」がお薦め。特に『gazer』の「時間をみつめて」 は私が初めて吉田美奈子と出会った記念すべき曲で、彼女が一番大 切な人を亡くしてしまったことをせつなく歌っているというのに心 惹かれた。そしていろんなアーティストがカバーして歌う歌に「時」 がある。これは彼女の初期の頃の曲で、山下達郎も初期の彼のアル バムの中で、超スローなアレンジで歌っているものがある。彼女の カバー曲としてポピュラーなのはラッツ&スターの鈴木雅之が歌っ ている「夢で逢えたら」がある。たいていの人は初めに吉田美奈子 は知らないと言うが、「夢で逢えたら」を歌っている人と言えば「 あぁーん」と思い出してしまうほどである。(たぶんほとんど顔は わからないのだろうが・・・)彼女のアルバムの魅力は曲だけにと どまらず、毎回凝った歌詞カードのデザインである。ファンにとっ てはプレゼントを開けてみるようなワクワク感があってとても楽しい。
♪その2: 角松敏生さんの歌♪
(敬称略)角松敏生はそれこそ私が長年好きで追い続けたアーティスト の一人である。出会ったのは高校2年生の時、ラジオを聞きながら期末 テストの勉強をしていた。いわゆる“ながら勉強”。いきなりFMから 流れてきた角松の「mermaid princess」という感動もののバラードに 思わず勉強の手を止めて聴き惚れてしまった。この日はたまたま角松の スタジオライブの特集だったらしい。この時の身震いするような感動が 忘れられず、すぐ次の日にレコード店(この時はまだレコードが主流だ った)に行って角松の作品を買い集めた。それからは彼の音楽や感性に どっぷりと浸かり込んでしまった。初期の頃はサーファーや海・夏をイ メージした曲想、それからダンサブルな音楽へ。そして人生や音楽とは 何ぞやというメッセージ色の濃い音楽へと彼自身の人生感や葛藤など心 の移り変わりが作品にそれぞれ反映されている。そんな彼の流れ自身を 追いかけてしまいたくなる魅力が彼にはある。商業的なセールスのみを 追及する音楽業界に疑問を持ち、且つ自分のポリシーを貫き通したこと で一時活動を凍結し、新たに意欲をもって活動を再開した彼の全てをこ れからも愛していきたいと思う。私が好きなアルバムは「Gold Digger」「T's Ballade」「SEA IS A LADY」などである。ノリノリのダンス・ ミュージックやインストゥルメンタルもかなりのセンスの良さがあって 大好きだが、やはりバラードが何ともステキなのである。角松も先にあ げた吉田美奈子を崇拝する一人で、コーラスに参加してもらっている曲 もある。ハスキーだがのびのある美しい歌声に、心情を豊かに表わした 歌詞。そして胸にジーンとくる美しい旋律は、一度聴いたら脳裏から離 れないと思う。バックのミュージシャン達も豪華なメンバーである。