土気色

目覚めて太陽降り注ぐ中道歩む
青い空に白い雲 
きらめく小川に戯れる少年

目が覚めて雲間の光を浴びて道歩む
道行く人々絶え間なく流れる時は加速する
ふと目の前に広がるその光景
そこは現実ではなかった
色は意味を失い すべての色は等しかった
すべてが現実じゃなかった

色を失い意味を失い何も感じない
鈍る感覚 光失う感情
迫り来る闇 喪失感

狂っているのは知っている
おかしいのは知っていた
狂おしくも愛しいものは失われたの

なぜ笑うのかワカラナイ
なぜ殺めるワカラナイ
ふと吹く風は孤独
それも感じない肌

ただひとつすべては現実じゃなかった
色がなかったの
彩りがなかったの
意味が存在しなかった

色彩は四季彩
でもぼくには死期際
その淵で僕は失うのか 
失ったからその淵に居るのか
ワカラナイ
ただ流れ着いたその淵に現実はなかった

闇は闇を飲み込む 冷酷な闇は暗黒すら飲み込む
僕は失う 闇夜の月明かりさえ
僕は失う 闇夜の暖かい闇さえ
闇は闇を飲み込む 光は闇へと帰す
冷たく黒い影が僕を覆う
冷黒ないびつな闇に
僕は失う 悲しみさえ
すべては現実じゃなかったはず