CAGE BIRD
この鉄柵の向こうには自由がある
この壁の向こうには広い空がある
こんなちっぽけなかごの鳥
目と鼻の先に広がる世界には
想像もつかない苦難もあるだろう
まだ見ぬ世界に行くために多くのものを失うの?
自由と引き換えに得るものの
その代償は大きくてとてもじゃないが飛び立てない

いつか僕は飛び立つだろう
その大空の下
不恰好に飛び回る僕がいる
飛び方さえ忘れた僕は
嵐の夜に堕ちるだろう
そんなことを考えつつも
かごからはいでる勇気はない
  今日僕は飛び立つよ、まだ見ぬ果てぬ大空へ
ふとかごを見渡すとあまりに多くのものがあり、
置いてく勇気もない僕は旅立ちの瞬間をためらった

かごの中が嫌になりすべてを捨てる覚悟もできた
そんな僕はもうペットじゃない
飛びたい僕はかごを這い出す。
風を待ち、心に耳澄ます。
大いなる螺旋が僕をいざなう
風が僕を導く

飼い主よ 世話になった ありがとう
だから頼むこの門出は見逃して
ただこの瞬間は飛ばさせて
いつかまた戻る住処はここにある
この瞬間は自由に飛ばせて

雛鳥よ
君はまだ若く多くをしらぬ
かごの鳥が一度でも空を飛んだら戻れない
その旅立ちは戻れない
もう元通りになることはないだろう
その覚悟があるならば、飛んで見ろ
飛ぶことの素晴らしさ
飛ぶことの危うさ
すべてを体験してきたら
君はもう戻れない
嵐の夜の風の中
風はいざなう寂寥の地
君はかの地で何を見つける
もう止める術は何もなし
地の奥底かはたまた天か
この空はどこまでも・・・