残触


手に残る感触
記憶にあるはずのない
その感触
僕の目の前に映る人とモノの中間の存在
手に残るこの感触は罪悪感?
いまだに僕の答えは見つからない
ココロの平穏は訪れない
夢から覚めると手に残る握り締めたバットの感覚
肉を打つ感触、骨が軋む音、流れ出る液体

あぁそうか抜け逝くものは温もりか
魂なぞありゃしない
僕は何も奪いはしてない
僕は夢と現実の狭間で何思う。

僕と君の境界線はどこにある?
僕はもう自分のぬくもりさえわからない。
ひとのぬくもりが恋しい

目覚めのときはいつも冷たくて
思い出さずにはいられない、冷たくなったモノの姿を
いつになれば、僕の手に残る感触はぬぐわれるのだろうか
痙攣する彼を夢見ずにすむ日は訪れるのか