| ラスト3ハロンの悲劇 |
| あれは高2の秋だっただろうか、その日の朝は雨が降りそうな雰囲気だったにもかかわらず、下校時刻になってもまったく雨は降っていなかった、もちろんラッキーである しかし、高2といえば中だるみの時期、毎日同じ道を通って通学していると帰り道が暇で暇でしかたがなかった、その日もいつものように暇な下校40分をいかに楽しく過ごすか考えながら帰っていた時だった。。。 いらぬ妄想にふけっていたまぐしんの視界にふっと写った物があった、今朝雨に備えて持ってきていた傘が自転車の前ハンドルにかけられていたのだ こっ。。これは使える!! 一瞬にして傘の使い道を考えついた発想力は今でもすごいと思う だが、これが悲劇の始まりだった 当時流行っていたゲームがダービースタリオン、そんなわけもあってとっさに傘を持って思った 俺は武豊や!!! いやこれぐらいなら許される、しかし悲劇は続いた この自転車は (故)ナリタブライアンや!! 平成生まれの子にはわからない馬の名前を出し始め、あげくの果てには この傘は 鞭や!!! すくっとモンキースタイル(たちこぎ)に構え前傾姿勢から愛馬(自転車)に放たれる鞭(傘)!! ガンガンガンガン!!(金属音 必死で自転車に傘を叩きつける17歳 ついには交通標識を見て ラスト3ハロンだ! すっかり夢中になってドライバーの視線も気にせず、終には自分で実況を始める始末 『母上様産んでいただいて有難うございます、あなたの息子はすくすくと成長してますよ横に』 ただ、そんな夢は長くは続きませんでした ガリガリガリッ。。。。ズザザザザァ 傘を後輪に叩きつけてしまい、回転に巻き込まれた傘、急ブレーキをかけられた状態で止まる自転車、止まった瞬間、どうしようもない後悔に襲わる若干17歳 なんか、恥かしさと同時に人間としてなくてはならない物を無くした気分でしたね 残ったのは 折れた傘とブルーな気持ち 人生の厳しさを思い知らされた日でした |