12月16日(月) 『此岸と彼岸のボーダーライン 言ったら自爆事件』
あぶなかった・・・。今日の5限(我は大学生なり)、英語の授業でクロスワードパズルみたいなことをやらされた。ただ少し特殊で、受け取る紙はAタイプとBタイプに分かれている。Aタイプの紙に載っているクロスワードは、半分が完成している。Bタイプも同様。しかし、AとBでは完成している場所が違う。つまりAとB合わせてようやく完成する、という仕組みになっている。Aは埋まってないところのヒントをBからもらい残り半分を完成させる。逆にBはAからヒントをもらって残りを半分完成させる。よってAの人はB、Bの人はAとペアを組まなければならないことになっている。
このクラスではMくんとMくんという友達がいる(どっちもおんなじじゃねえかよ)。そして基本的にこの5限の授業はペアワークがある。よって出来る事なら友達と座って適当な感じで授業を乗り切るのがベスト、ということになる。しかし、僕とMくんとMくん。3人である。そこで僕らは毎回ジャンケンをする。負けたやつが島流しというルール。やってることはまるで園児である。
これは嘘でもなんでもなく、なぜかこの授業のじゃんけんは僕は強い。あまり負けたことがない。負けたらそのまま帰るから、ある意味では負け知らずとも言える(いや、いえない)。しかし、この日は負けてしまった。そしてさらにまずかったのが、いつもはここで帰宅するのに、変なテンションのまんま授業に出てしまった。
結局以前に一度、組んだことのある子とクロスワードをすることになった。途中まで順調に行っていたが、デンジャラスな出来事は中盤でおきた。ここからが今日の本題。
僕が「じゃあ次は15番(のヒントを教えて)」というと、その子が「なんとか小説、っていう言い方のその“なんとか”の部分」と言った。推理小説、恋愛小説、歴史小説などなどいろいろ思いつくが、この授業は英語だからそれではいけない。ちなみに僕が「英語だよねえ?」というと「そう」と答えた。ここで言いたいことは、もし彼女が「そう」だけで終わらせとけばあんな危険な局面は訪れなかっただろうということ。言ってしまうが、彼女が引き出したい答えは「ミステリー」だった。よって彼女が余計なことを言わなければ、「英語、英語・・・エンターテイメント小説、ノワール(英語じゃないな)、ハードボイルド・・・ミステリー小説」という具合にすぐ答えは出たはずである。しかし彼女は「そう」と言ったあと「ほら、あやしいやつ」と言い出した。
ここで私は問いたい。「あやしいやつ(小説)」と言われて「ミステリー」が出てくるのかい?と。私はぜひとも問いたい。「あやしいやつ」と言われた途端、もはや頭のサーチエンジンはエロ小説の方に行き始めた。「ん?あやしいやつ?官能小説・・・あ、これ日本語だからダメじゃん。え、わからんぞ。そもそもなんでこいつはこんな方向にヒントを持っていったんだ?」という感じで、「ミステリー」からはどんどん離れていった。しかも「なんでこいつはこんな方向に〜」のくだりは今考えてみると勘違いも甚だしいではないか。でも彼女も悪い。僕は手遅れになる前に何度も確認した。「あやしいやつ?は?なに、あやしい小説って」と何度も聞いた。しかし彼女は「だから、あやしい小説だって」としか答えない。お前は受け付け嬢か!もしくは大物社長の敏腕秘書かよ!!と言いたくなるほどそれしか繰り返さない。仕方ないから「エロ小説じゃないっしょ?」と聞きそうになった。しかし、さすがは俺。そこは踏みとどまった。「エロならエロスだろう。でもエロス小説とは言わんだろう」という頭の中の腕の良い弁護士が僕の行為に待ったをかけたわけである。しかし、僕の思考回路は依然、「エロ小説志向」。
そしてとうとう、私はぴよった。ピヨってこう言いそうになった。「ああ、わかったぞ!ス○ト×小説だね!?そうだろ!!??」と。
今振り返って私はこう思う。踏みとどまってよかった、と。というよりあの瞬間、一体俺は何を考えていたのだろう。冷静に考えて英語の授業でそんなもんが出てくるわけがないのだ。あの質問が大爆笑につながるとでも思っていたのであろうか。いやはや、恐ろしい。もしあの質問を放っていたら、と思うと空恐ろしい。大爆笑なんてとんでもない。僕にはどんな脳内リハーサルを行ってもあの子の引きつった顔しか思い浮かばない。
もしあのとき・・・と考えると寒気がする。速&緊急逮捕でもおかしくない。というより、もしあんなことを言っていたら、僕はその日二人のMくんと共に帰るなんてことはできなかったであろう。まさに小田和正だ、これは。あのー日、あーの時、あーの場所で、きーみーに言っていたーなら〜♪である。この日記を読んでいる人も気をつけてください。落し穴はそこら中にあるんですから。