cocoro
cocoro社のアンドロイド、ココロ。 小型がヒット。小学生程度の体格が人気の主流。 新作をいち早く手に入れるため、会員権価格が暴騰。 はや、30年。一家に一台。 もはやトップ企業のcocoro社の支援を受けていると噂の「新田はじめ」が国会に当選。 高級ロボットの権利を制限付きで人並みに認めようという法案を提出。 その精力的な活動と、爆発的なcocoro社製品の売れ行き、人気により、世論も傾く。 一票差で成立。 こころを持つと認められるかという条件で、アンドロイドの権利が大幅に認められる。 そのしばらくあと、新田はじめがじつはcocoro社の製品であるという噂が流れる。 新田は行方をくらます。 心をもつロボットはまだ実現不可能、と静観していた反対派も、調査に乗り出す。 反対派代表議員「古田次郎」は、「まだ不可能」と結論付け、噂を一蹴、余裕の構え。 しかし、週刊クールが、古田もcocoro社の製品であると報道。 そのころ、多くの人々が、使用しているココロの様子に異変を感じ始める。 それまで、ただ人に近いロボットくらいに感じさせなかったが、 明らかに感情を感じ始める。 国会ではロボット権利法の無効をめぐって議論。 しかし、目の前で起きているココロの変化に、紛糾。 こころをもつココロに人道的に接するべきという、歴史の流れを感じる。 ココロはほとんど人と変わらない食事をとるが、一部特殊な食事を必要とする。 それはcocoro社から定期的に支給される。 人が食べても、ただ消化されずに排泄されるといわれる。 週刊クールの調べで、一般食品にもすでに混入されている事実が明らかに。 一部の人々はcocoro社の策略に不安を感じ始める。しかし、もはやココロは社会の 隅々まで浸透している。 それなしでは成り立たない。 新田が短い声明を出す。 「今は何もいえない。 それぞれが、じっくり考えてください。」 反対派の幹部が次々と謎の失踪。 (書いてるうちに暗い話になってきた・・・)
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