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俺の人生。取締役までは覚えている。そのあとがどうしても思い出せない。 (まだ出てないしね。) 「今日のハッピーストアは、赤井このみがおおくりしまーす♪くすっ」 滞りなくリメイクTシャツのコーナーへ。 「よし。いける。」 そして、ふたたび耕作が飛んだ。 だが、このみが例のピンクのドレスであることには気を留めなかった。 窓から自由の女神が。 「うわ、まじかよ」 ジャンボの座席。前方には数人のナイフを構えるアラブ人。最悪か。 多分ずれた時空へ飛んできたんだ。このみに任せたせいか? これじゃ死んじゃうじゃん。 「耕作!」 「コノミ!」 銃声二つ。 なぜだ。 一瞬トモミの声に反応した鳥のほうが早かった。 コノミを抱える銀太郎。「しっかりしろ。」 「う、ケーキを・・・買いに・・」 「ケーキなんかいい、自分のことを・・・」 コノミの存在が希薄になっていく。うろたえる銀太郎。 トモミは姿を消していた。追いかける鳥。 銀太郎 「いやあ、株で失敗してね。」 ということは、テロを知らなかった? こいつはあの銀太郎ではないということか? 銀太郎の笑いからはどちらともとれない感じがした。 「じゃ、これから海外なんでね。」 そういって去っていった。 「まさか中東じゃないだろうな。」 その声は届かなかった。あるいは聞こえないふりなのか。 笑顔で両手をふる銀太郎。 「今日はピーストだぞ。水曜ゴジカラロックジ・・・」 そう言って、唄っていた。 明るいな、銀ちゃん。 そういえば、ここのところ忙しくて見ていなかった。 そう思い、ネットにつなぐ。 「くるくるぅっ」 声に違和感がある。そう思い、画面を見ると、そこには黒いドレスのこのみ。 「このみのハッピーストア、はじまります。」 何かがまた始まる予感がした・・・気が重い・・・(完)