| 第2回 よし兄さん危機イッパツ!(襲撃編)
さてさて、ヘンタイ酔っぱらい男も無事退治して、
この素敵なネタをどうやってコンビニ日記にまとめ上げようかと
思案していた午前4時前。
よし兄さんメモもあるし、こりゃカンペキですな。
でもなあ、もう少しエピソードがあった方が面白いよなあ。
ネタ作るか。このままじゃ、ただの酔っぱらい男がやって来ました。
終わり。だもんなあ。
もうヒトヒネリ欲しい所さねえ。
別にフタヒネリでも良いけど。ヒネリッコちゃん。
しかし、それではノンフィクションが売りのコンビニ日記の名が廃る。
困った困った。
が、神は我を見捨てていなかった。
いや、見捨てていたからこうなってしまったのかも・・・・・
今となっては知る由も無いが・・・・
神様を恨みつつ、なおかつ神に感謝。アメとムチみたいなもん。
その時、店内にはよし兄さん一人だった。
副店長は事務所にてなにやら仕事をしていた。
午前4時と言えば、いくら週末と言えども
マトモな人間は寝ている時間である。
なぜなら、小学校の時に「早寝早起きしなさい」
と教えられているはずなのだから・・・・・
「おうちのお手伝いをしなさい」と。
「漢字ドリルもしなさい」と。
「おやつは300えんまで」と。
「給食は残さず食べなさい」と。
きょうか書を3かいよみました。
でも、よし兄さんは起きている、しかも働いている。
間違いなくヘ○タイだ。ほっといてください。
この時間はめったにお客さんが来ないうえ、商品の納品までは少し時間がある。
で、いつもの様にエロ本コーナーでネタを考えながら立ち読みしていたのである。
窓の外に原チャリらしきライトが見えた。どうやらお客さんがやって来たらしい。
「こんな時間に何やってるんだ。チッ。」
仕方なくレジの方へ歩いていくと、外に人影が見えた。
「何故入ってこない!?イヤガラセか?違うのか?じゃあ、何ガラセだ!?」
あまりにも入って来ないので不審に思い、よ〜く窓の外を見てみると、
見覚えのある顔がそこにはあった。
「ヤツだ・・・・・・ビーバップだ・・・・・・今度はソロ活動だ・・・・」
ヤツがまたやってきた。しかも今度はどうやら一人らしい。
誰も止めてはくれない。しかも今よし兄さんは一人だ。
なんかイヤな予感がする。全身から血の気・・・・・・は別に引いてないや。
取りあえずヤバそうなので、副店長を呼びに行こう・・・・・・としたが・・・・・・
!!!!!!!!!!!
外から呼んでる!!!うわっ!なんかヤバイよう。コワイよう。
ビーバップはさっきからしきりに
「こっちゃさ来い!こっちゃさ来い!」
ってジェスチャーしてるようだった。
仕方ないので行った。
その前に副店長を呼びたかったが、なんかヤバイ感じがしたが、まあ、しょうがない。
「何でしょうか?」
「バイクがパンクした。バイクがパンクした。」
「????はい????」
「バイクがパンクした。だから早くこっちに来て
(俺に背中を向けて)パンク修理してくれ。ウフフ・・・・」
てな事を酒臭い息を吐きながら訴えている。
こんな事言ってはマズイかも知れないが、
なんか、クスリの切れた麻○患者みたいな目をしていた。
目が死んでいるくせにこっちをしっかり睨み付ける。
しかし顔はニタニタ笑っている。顔は青白く、明らかにさっきとは様子が違う。
なにげにこの人おかしな事言ってるし。見たところパンクなんかしてない。
というかウチはバイク屋じゃないし、今ヤツに近づくとキケンだ。
ましてや敵に背中を見せるなんざとんでもない。
本能がそう訴えている。
だが、見たところ武器になりそうなものは持っていないようだ。
近づかなければ大丈夫だろう。
どうせただの酔っぱらいだし。ていうか、飲酒運転で逮捕だな。
なんてお気楽な気分でちょっと強気に出てみることにした。
しかし、これがマチガイの元だった・・・・・・・・
「ココはバイク屋じゃないので、バイク屋に持っていって下さい。」
「・・・・・・?あ?お前、免許は持ってんのか?」
「持ってますけど・・・・・」
「じゃ、バイク直してくれや!」
コイツに何を言っても今は通じないようである。やっぱり触らぬ神に祟りなし。
が、そこはよし兄さん。更に強気に出るバカ一名。
「出来ません。」
「プチッ」という、ヤツの何かが切れる音が聞こえたとか聞こえないとか・・・・
「お前、態度悪いなあ。客に向かってそんな態度取って良いわけ?あ?なめとんのか?」
「それはすいませんでした。」
ジリッ、ジリッと一歩ずつ近づいてきた。どうやら本日の獲物決定らしい。
コワイ。だって相手は麻○患者だもん。
顔は笑ってるけど、目が笑ってないもん。
一歩ずつ下がるよし兄さん。
「おい!逃げるな!」
ヒイイイィィィィ・・・・バレてる。
「お前は地元の人間か?あ?」
「はい・・・・そうですけど・・・・・」
「ほ〜う。名前は?下の名前は何や?」
ココで本名を言ったらマズイ気がする。自宅まで調べられたらイヤだ。仕方ないので
「あ、いや、あ、あの、ケ、ケンジです。」もちろんウソ。
全国のケンジさんゴメンナサイ。
「良い名前だったのになあ・・・・ハハハハ」
え?「だった?」どゆこと?え?良く分かんな〜い。
そんな会話をしてる間にもヤツは一歩、また一歩と近づいてくる。
早く副店長出てきてくれよ〜・・・・何やってるんだよ〜・・・・・
襲撃編 完
絶体絶命編につづく
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