| 第3回 よし兄さん危機イッパツ!(絶体絶命編)
前回で、よし兄さん絶体絶命のピンチに陥ったが、今回が本当のピンチです。
「ふ、ふくてんちょ〜〜〜・・・・・はやく〜〜」
もう、これ以上下がれない。
店内に逃げたくても、ドアが閉まっている・・・・・
「なんでドア閉めたんだ!!??俺!!」
もし生還する事が出来たら、今度は入口が自動ドアのコンビニで働きたいなあと思う
よし兄さんなのであった。
もうダメかも・・・・・って、この時はなんにも危険な状況では無かったのだが、
相手が麻○患者と言うことで、既に勝負はついていた。よし兄さん完全敗北、の巻。
よし兄さんもビーバップも共に違った意味で精神的にやられてる。
でもウマイこと言ってる場合じゃない。
と、その時だ。
道路の向こう側から、一台の車がやってきた。ん?なんか見覚えのある車だ。
どこで見たんだろう?随分最近見た気がする。
店内からわずかに漏れる明かりで必死に運転席の人間を見る。
「あの人に助けを求めよう!これで助かる!」
しかし、期待したよし兄さんがバカだった。そこには絶望的な人物が。
「ケンちゃんだ・・・・・・もしかして・・・・
ビーバップと二人でよし兄さんをボコボコに!?」
よし兄さん。享年24歳。コンビニにて暴漢二人に撲殺される。
撲殺て!
楽しい人生でしたよ。エ〜ンエ〜ン。
明日の新聞とかに載っちゃうのかなあ。シクシク。
とか言ってる場合じゃない。
これは本格的に危なくなってきた。なんで助っ人まで連れて来るんだよう。
ケンちゃんはシラフだったじゃないかよう。アイツもおかしかったのか・・・・・
マジで逃げよう。
あ、ドアが開いた!
ヤバイ!
ケンちゃんが少しずつ近づいてくる。
ケンちゃんの足音だけが真夜中のコンビニ駐車場に響く。
時間にして、ほんの2、3秒だろう。しかし、よし兄さんには永遠にも感じられた。
いちにのさんで、ダッシュで店内に逃げ込もう。
「いちにの・・・・」
その時、ケンちゃんが意外なセリフを口にした。
「もういいじゃないか。」
・・・・・・ん?今なんて言った?「ええじゃないか?」
あ、あの江戸末期に流行ったやつだ!
「ええじゃないか。ええじゃないか」って言って町中をみんなで練り歩くヤツだ!
・・・・ってそんな訳無い。
「いいじゃないか?・・・・・もういいじゃないか?・・・もうバカな事はいいじゃないか?
その店員さんを解放してあげればいいじゃないか?・・もしかして助っ人?むしろよし兄さん派?」
助かった!ケンちゃんはビーバップと言う名の暴走特急を止めにやってきた勇敢な戦士だったのだ!
早くカメハメ波、および界王拳3倍でビーバップを退治してちょうだい。
これで2対1。もうすぐ副店長も異変に気がついてやって来るだろう。
形勢逆転!
さっきからビーバップとケンちゃんはなにやら言い争いをしている。
一体何をしているんだ。
ケン「・・・・な事もあるよ・・・から・・・・じゃないか?」
ビー「・・つが・・・・笑・・・・・・腹・・・・・」
ケン「・・・・って・・・・でも・・・だから・・・・・」
ビー「・・前・・・・・・って・・・・・殺す・・・・って・・・」
うわっ!!暴走特急は何げによし兄さんに殺意丸出しじゃん!怖ッ!
これでケンちゃんが来てくれなかったらとても危ないことになっていた・・・・シャレならん
でもそんな事はどうでも良い。とにかく助かった。
後はケンちゃんがうまくやってくれるだろう。
しかし、事件はこれからクライマックスを迎えるのだと言うことにはまだ気づかなかった。
ああ、コレで解決すると思ったよし兄さんがバカでした。
だった相手は正気じゃなかったんですから・・・・・
なにしろ「良い名前だったのになあ・・・・ハハハハ」なのだから。
その意味を本当に知るのはこれからだったのだ。
そんな事はすっかり忘れ、またもや「コンビニ日記」について思いを巡らせている
脳天気なよし兄さんだった。
ケン「もう良いから買い物でもして帰ろう。財布は持って来たか?」
ビー「そんなモン持って来るわけないだろうが!!アイツを殺すために来たんだからな!!」
・・・・・・
え?やっぱり殺されちゃうの?・・・またまたあ、面白いこと言っちゃって。
そんな事ばっかり言ってると、ケンちゃんに怒られますよ。
ビーバップは後ろのポケットから黒い何かを取り出した。
やっぱ財布持って来てるじゃ〜ん。もうビーバップのお茶目さん。
早くお買い物して帰ってくださいね。
でも財布にしてはちょっと細長い様な気がするなあ・・・・
財布・・・・サイフ・・・・ナイフ・・・・・バカだなあ。
ヤツどうやら「サイフ」と「ナイフ」を間違えたらしい。
よく似てるもんなあ。よし兄さん爆笑。
・・・・・ん?
うっそ〜〜ん!!
ナイフじゃ〜〜ん!!!!
うっわ〜〜!!マジッスか?ナイフッスか?シャレになりません。
ケンちゃんはどうやら事態を悪化させてしまったらしい。
ナイフって・・・・・やっぱり殺されるよう。
ヤツは再びこっちに近づいてきた。ユラユラ揺れながら・・・・・
早く副店長出てきてくれよ〜・・・・何やってるんだよ〜・・・・・
絶体絶命編 完
殺意編につづく
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