A Japan Travel Journal

「第121日」

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はじめてだった、日本一周(西日本編)ひとり旅

19xx年4月8日(日)
快晴、暑い ☆★☆★★★☆★ 芦ノ湖畔 → 静岡(静岡県)


目覚めた。しばらくは起き上がらない。目覚めてからは寒くて仕方なかった。温いところから寒いところへと出るのに躊躇する。 でもいつまでも寝転がっていても埒が開かない。午前7時55分、覚悟を決めて起床。

朝食。昨晩の夕食の続きのごとく食パンを一枚か二枚食べた。それだけであった。
直ぐに出発の準備。

午前8時25分、出発。

さっそく上り坂。昨晩ずんずんと進んで行こうとしたが引き返してしまった。今朝は新たな自分となって行く。 体内には満タンになった自動車のガソリンタンクの如くエネルギーが満杯になった状態の筈だ。 一晩休養を取ったのだから、そう考えよう。

しかし自転車のぺダルを漕いで登って行くには急傾斜過ぎた。ハンドルを両腕で支えるように、その重みで後退りしないように登って行く。

自転車と一緒に登山だ。

昨日の疲れが取れていなかった。坂道は難儀だ。天下の険の名に恥ずかしくない場所だ。

そう言えば、昨晩、靴下を替える際に両足の脹脛が攣ってしまった。いや、山道を登っている時、両ももの筋肉もつり気味であった。

今日もやはり坂道の上、自転車を押し上げて行く。




やっと坂道を登り切た。

 

有難い。下り坂が始まった。
 

下りは実に長く感じた。舗装道路が緩やかなカーブを描きながらずんずんと下って行く。 後を振り返ると今までその中を通過して来たあの箱根の山々が望見される。
 

下り坂もそろそろ終り頃になってサイクリングの人々が重そうにペダルを踏みながら一人、また一人と、 数えてみていたら合計8人がこれからこの長い坂道を登って行く。

午前9時半には三島を通過。平坦な道路。2年前、伊豆半島一周の帰り道、通ったことのある道路を走って行く。 千本松が左側ずっと続く。

暑くて疲れが出て来る。沼津を通過し、とうとう、疲れも溜まりに溜まってしまった。 国道沿いのコンクリートの上にのびてしまった。午前10時45分から11時30分までの休息。

起き上がってからは食パンの残り分を食べる。そうして出発だ。


 

走っている後からサイクリングの人が話し掛けてくる。昨日、千葉を出たそうだ。箱根の山道路を徹夜で登ったそうだ。 聞けば高校生。昨晩はどこで寝たの? 電話ボックスの中で一泊したそうだ。今日は静岡まで行って、帰りは電車で帰るそうだ。

相棒が出来たことも手伝って、張り切る。富士川を越し、どんどんと国道沿いを二人で競争するが如く走って行く。 しかし、暑い。暑いとしか表現の仕様がない。暑い。

午後1時20分、清水駅に到着。のどがカラカラに渇いていた。トイレに行った。用を足すのではなく、水道蛇口を最大限に開けて水をがぶ飲み。 更に構内の売店では掛けそばを食べた。その間、高校生は付近のYHに予約を入れたらしい、OKとのこと。 三保の松原で今晩は一泊するそうだ。

 

午後1時50分、高校生とはそこで別れ、また一人になって静岡に向って走り出す。 静岡に着く頃になってまたも疲れてしまい、途中、あるビルの日陰、地面、仰向けに寝転ぶ。暑いの何の。腹も減っていた所為かもしれない。




午後3時42分、静岡駅に到着。構内のレストランでチキンライスを食べたが、それだけでは物足りなく、つまり食べ足りなく、 タン麺を追加注文する。腹がふくれた後、少し元気が出た。

午後4時45分、出発。寝場所を求めて、特に駿府公園を目差しながら市内を走り回る。が、地図がないのでめくら滅法に走る。
 

市内を出て山間に向って行く。日も暮れて来るが、適当な所が見当たらない。再び市内へと戻ろうとして、方向転換すると新築中の住宅がある。 骨組みが出来ていて屋根だけが被せてあった。寝るのにはこれでも十分だ。午後6時5分だった。

午後6時半、寝袋に入る。ラジオの天気予報によると、静岡地方、今日は初夏、5月下旬の陽気だったのだそうだ。確かに暑かった。


駿府公園(スンプコウエン)
家康の居城として造られた駿府城跡を整備した市民公園。堀に囲まれた広い園内には家康の銅像や家康の手植えといわれるミカンの木、 D51型SLなどがある。また城の面影を伝える東御門[ひがしごもん]、木造2層3階建ての巽櫓[たつみやぐら]も復元され、内部も見学できる。

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