「夢ってないんだね」
こう言われたある晩、
私は自分を振り返る
確かに、自分のため、自分の事だけを考えた夢を私は今まで持ってこなかった
想像すらした事がない
今まで私が考えていた事は
他の人、家族や恋人や、そういった者たちの事を考え、
その中にいる自分の立場としてどうしていくべきかを考えていたような気がする
あの人が将来何かあった時にサポートしてあげられるように
あの人が将来何らかの形で病院にお世話になった時に
あの人が望んでいる将来の家庭にあうように
そして、その考えの中心にあるものは、
常にお金だったような気がする
お金ではない愛情を注げる人たちを羨ましく思いながら
「でも、お金がないと何も出来ないよね」
と思って、自分の役割を決めている
私にはそんな愛し方を出来ないと決めているし、また、そんな愛し方をしようもしていない
「そんなんじゃ、将来後悔するよ」
「いつか爆発する時が来るよ」
その通りだろう、多分
今はそんな事ないと思っているけど
「自分が楽しくないと、周りの人もつまらないよ」
そんなの言われなくても分かってる
そんなの頭の中では分かってる
自分が心の底から笑えなくなったのは
いつからだろう
私は最近笑ってない
今、29歳
自分の事だけを考えた夢を考える
少し遅いかもしれないけれど、明日よりも、来年よりも早いから、間に合うから
私が幸せと感じることは・・・