2)元気が出る本 …「岡本太郎」の本

        「芸術は爆発だ」 (著者:岡本敏子)
        「太郎に聞け!3」(著者:岡本太郎)
        「強く生きる言葉」(著者:岡本太郎)

岡本太郎と言うと、大阪万博の「太陽の塔」と「芸術は爆発だ!」のコマーシャルを思い浮かべる人が多いかもしれません。私は、太郎氏について、それ以上のことを、まして彼の魅力を知らないで過ごしてきました。(^^;

ところが、ある時、岡本太郎ファンである友人のUさんが、「この本、おもしろいから読んでみて♪」と「芸術は爆発だ」の本を貸してくれました。この本は、太郎氏のもとで約40年間秘書を勤め、その後、養女となられた岡本敏子さんが書いたものです。

生前の太郎氏のエピソードが沢山紹介されていて、どこを読んでも、太郎氏の魅力があふれています。岡本太郎という人は、純粋に、そして情熱的に己の生き様を貫いた人なんだなぁと思いました。ですから、読み手にも、その情熱が伝わってくるのでしょうか、太郎氏の本を読むと、不思議と元気になります。

特に、諏訪大社の御柱祭に参加された太郎氏のエピソードは、胸が熱くなり、涙があふれてきました。木落とし坂での木落としに参加しようとして、周囲から止められた時、「祭りだろ。死んでなにが悪い!」と叫んだこと。そして、その願いも果たせぬまま、数年後に太郎氏がこの世を去り、その次の御柱祭で、地元の人々がしてくれたことを読んで、太郎氏は皆に愛されているのだと実感しました。

この本の中で紹介されている「挑戦するスキー」も読んでみたいものです。(絶版になっているので、どこか図書館へ行かなければ…。)きっと全力投球されている氏の姿が紹介されていることでしょう。

「太郎に聞け!3」は、10代半ばから20代前半の若者達の悩みに太郎氏が答えたものです。(このシリーズは3冊あります。)恋愛、友達、勉強、進路、仕事、結婚、家族等、様々な悩みに対して、太郎氏が明快な回答をしています。「どうしたら、少しでも有利な人生を送れるだろうか。」と考えてしまう私達に対して、もっと大切なこと、生きるとはどういうことなのかを諭してくれる本だと思います。背表紙にある、太郎氏の、なんともやさしい笑顔が印象的です。

「強く生きる言葉」は、太郎氏がふっと洩らす言葉を、敏子さんが、必死にメモしてくれたおかげで出来た本です。この本の後書きに、「何気なく聞き逃してしまえばそのまま消え失せて、二度と戻ってこない。だがその片言が噛みしめてみるとユニークで、とても面白い。宙に拡散してしまうには、あまりに勿体ない。」とあります。

どのページを開いても、太郎氏の独特の哲学、人生観がうかがえて、読み手に元気と勇気を与えてくれます。

●戻る  ●トップページ