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| 3)そっと癒されたい時 …「日木流奈」の本 「月のつぶやき」(著者:日木流奈) 「ひとが否定されないルール」(著者:日木流奈) 世のお母様方は、日木流奈(ひきるな)君のことを、ご存知の方が多いかもしれません。 著者紹介によると、彼は1990年に生まれました。極小未熟児・先天性腹壁破裂だったために、生後間もなく3度も手術を受け、そのストレスから脳障害となりました。その後も、薬の副作用で白内障となり、両眼のレンズを摘出。 92年にドーマン法というリハビリプログラムを開始し、94年にドーマン博士の人間能力開発研究所の診察を受けました。95年には文字盤を媒体として、他者とのコミュニケーションが可能となる。…とあります。 彼は自分の伝えたいことを、一文字ずつ文字盤を指していき、それを、お母さんが読み上げ、さらにお父さんがパソコンに入力することで、世に出ることとなりました。 「ルナ」というのは、ローマ神話の月の女神の名前だそうです。彼がお母さんのおなかに宿っていた時、彼の両親が夜空を眺めていたら、月がとてもきれいだったので「ルナ」と名付けたそうです。 「月のつぶやき」は、まるでお月さまが夜道を照らすように、わたし達の心をやさしく照らしてくれるような気がします。 いつもお気楽なわたしも、プチ鬱状態だった時がありました。(^^; 「月のつぶやき」に出会ったのは、ちょうどその頃でした。心がとても繊細になっていて、外からの刺激から守ろうとして(?)半ば心を閉ざしていました。 でも、ルナ君のメッセージは、そんな頑なな心にも染み込んでいきました。素直に耳を傾けることができたのです。そして、次第に、身の回りの出来事を客観的にとらえるようになりました。 ストレスがたまる原因は、いろいろあると思います。でも、意外と自分自身がネックになっていることもあるようです。人との会話や本を通じて、自分のクセや固定観念に気づかされることがあります。すると、「なぁ〜んだ。そうだったのかぁ。」と気づいたぶんだけ、心が解放されて楽になる=癒されるような気がします。 ルナ君の本は、そういう気づきを促してくれるようです。 「月のつぶやき」が個人へのメッセージとして受け取れるのに対して、「ひとが否定されないルール」は、個人を含めた社会へのメッセージのような気がします。誰かを悪者にしたり、自分と違うからと言って否定するのではなく、お互いに気持ち良く生きていくヒントが説かれています。 もし、説教じみた本だったら、わたしは読みませんでした。ルナ君が大人以上に冷静に自分自身と世の中を見つめ、自分の思いを淡々と伝えるのに徹していること。(受け取るのは自由ですよという立場を選んでいること。)そして、両親から無条件に愛され、幸せに成長していることが伝わってくるので、共感するのだと思います。 |
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