ハーモニカと自分との付き合いは長い。最初の品は自分の二番目の叔父が、若い頃浜松の山陽堂と言う楽器店に下宿しており,帰省の折に土産として呉れた物であった。メジャー、ハ長調(C調)の品である。叔父の吹く「ダニューブ河の漣」を聞いてそれが羨ましく,一日も早くあの様に流れる如く吹きたいとおもった。
 その後、戦争や会社勤めの為約60年ほど引出しの奥に仕舞われていたが,ある日新聞広告に載った「ハーモニカ」の字が飛び込んできた。
 これに刺激され,思わず少年時代のセンチメンタリズムが目を覚まし、早速探し出し手入れをした、多少錆びてはいたが唇に当てたところ音階はまずまずであった。
 思わぬ懐かしい音が響き、それから再びハーモニカと付き合うようになった。今ではその数30本(メジャー、マイナー各音調)を数えることとなった。
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