ロイヤルゼリーに魅せられて<第二部>


マスコット芸人


第三回



そして、そのあとのクラスのこんだん会は、ひどいもんだった。
母親から担任へ、可助の親子のことで、怒りの言葉が、たくさん出た。
退学させるべきだとか、そういう意見がでまくった。
そんな、なかで、可助の母は、そんな意見をよそに、教室の中の、展示物を見ていた。
さらに、可助の母はゴミ箱の前で、いっしょうけんめい写真をとっていた。
みかねた担任は、あの〜、可助君のお母さんですよね?今、あなたと、そのお子さんのことで、今話し合ってるんですよ。
わかりますよね?ちゃんと席に座って下さい。それと、カメラとらないで下さい。ゴミ箱なんか、とって、どうするんですか?
担任は言った。
お母さん達も怒っている。それにもかかわらず、可助の母は展示物を見たりしていて、しまいには、自分が書いた習字の紙を勝手にがびょうではっつけた。
担任は、何をやっているんですか。困りますよ、勝手にそんなこと、してもらっちゃあ…。と、言った。
可助の母親と担任が、そんなことをくり返している間に、もう、母親達は、帰っていた。
あきらめたのだ。
担任は、もう、わけがわからなくなくなって泣きながら、可助の母に謝りだした。
さらには、こんなこともあった。
学校の定期の職員会議の時である。
ピリッっとしたはりつめた、緊張感のただよう職員室…。
その時、考えられない事が起こった。
可助が職員室に入ってきたのである。何を思ったのか、可助は、裸で風呂道具を片手に、 頭には、タオルがのっかっていた。
先生達は、あまりの出来事にあっけをとられて、誰も、「ここは銭湯じゃないんだ。」とツッコんでる余裕はなかった。
可助は、担任の前に立ち、ここで大声で寿司食いねぇを歌え、と言い出した。
担任はびっくりして、どうしようか迷っていた。
だが、校長先生は冷静だった。
校長先生は言った、「君、今、職員会議中なんだ。出て行ってくれ。」
可助は、「わかった。校長先生の言ってることは、2%理解した。
だからここに洗濯機を置かせてくれ。」と言い出して、可助は持って来た。
それ以来、職員室には洗濯機がある。
そして、数日後担任はひそかに、とんでもないことを、考えていた。
可助を裁判に訴えたらどうだろうか…、と。

つづく

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