ロイヤルゼリーに魅せられて<第二部>


マスコット芸人


第五回



裁判長が「では開会します。被告人とその代理人、前へ。」と言って、
可助と、弁護士が出てきた。
可助は、ふんどしにつけ加えて、シャンプーハットをしてきただけだった。
また、どよめいた。
裁判長は「これ以上、のばしたくありませんこれでいいでしょう。」といった。
そして、本格的にはじまった。
そして、まず、担任の弁護士が、起訴状を読み上げた。
「被告人、可助は、○月×日に原告のサイフから3万円を取り、
それを校長先生にあげ、○月×日に原告の授業を妨害。
同じような例が、数百件も続いており、原告は、今回の起訴にふみきったわけであります。」
「今の起訴状にまちがえ、ありませんか?被告。」と裁判官が言った。
可助は「あの〜、裁判って、何か、その、BGMとかないんですかね。」と言って、
「そんなものはない!!質問に答えなさい。」と裁判官が言った。
また、どよめいた。
「おれ、わからんから、代理人に聞いてくれ。」と言いだした。
裁判官は、「何を言ってるんですか。自分が一番、わかっていることでしょう。」と言った。
可助の代理人である弁護士は「あの〜、ぼく、もう、帰っていいですかね。」と言いだした。
裁判官は、「は?何を言ってるんですか?あなた、代理人でしょ?責任をとりなさい。」と言った。
可助は言った。
「たまたま、いた人だから、連れてきた。近所の人なんだ。この人は。
いいやつだから、かわいがってね。」と。
裁判官は、「こんなの前代未聞だ。じょうだんじゃない。」と言って、
裁判長も、「弁護人を、近所の人にするなんて、いままで例がない。でも、続けましょう。」と言った。
可助の弁護人である、近所の人は、「起訴状にまちがえありません。」と言った。
可助も、「起訴状は満点だ。」と言った。
そして、裁判官は、「それでは次に、尋問にうつります。」と言った。
尋問とは、裁判官が、被告に質問することである。
裁判官は言った。「では、被告人、なぜ、原告の授業を妨害したのですか?」と。
可助は、言った。「裁判官、あなた、今、屁こいたでしょ。わかりますよ。もう、におってますから、
傍聴している人達も、もうお気づきでしょう。」と言った。
裁判官は、あわてて、「ちょっと待て、おれは、こいてない。本当だ!!」と言った。
また、ざわめいた。
裁判長は、「今はそれと関係ないでしょう。今は尋問中です。」と言った。
「すいません。屁をこいたのは私です…。」
と担任が顔を赤らめて、そう言った。
それで、尋問は続いた。
「答えて下さい。なぜ、妨害したんですか。」
可助は、「妨害なんかするつもりはなかった。もっと、ブチ壊したかった。」と言った。
担任の方の弁護士は、言った。
「ほら、みろ、こいつはとんでもないやつだ!!損害賠償1000万だ。」と言った。
可助はカッとなってどこから、持ってきたのか、いきなり掃除機を出して、コンセントを入れて、
スイッチを入れてウィ〜ン!!という、音が場内に響いた。
傍聴席の人達は混乱して、悲鳴などがとびかった。
裁判官、裁判長も、飛び出して、止めにかかった。大混乱だ。
可助の弁護士でさえも止めにかかった。
可助は掃除機を、ふりかざして、担任の弁護士に近づけようとした。
ものすごい光景だった。
それを傍聴席にいた、可助の母が一生懸命に、カメラでとっていた。
と、その時冷静だった担任はコンセントをはずした。掃除機は止まった。
担任は、言った「こういうのを妨害っていうんです。いっつも、こうなんですよ、僕の授業は。」と言った。
裁判官は泣いていた。「こわかったよ〜。」と言って泣いていた。
裁判長は「なるほど、これが妨害か…説得ある…。」と言った。
裁判長は、「思わぬハプニングのため15分休けいです。閉会します。」と言った。

つづく

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