いつの間にか中土の姿はなかった。
「はーい。これでもうみんなわかったかなぁ?これから細かいル−ルの説明に −うらーそこ!菓子喰ってんじゃねぇー!」
板木がそう叫ぶと、教室の真ん中あたり、自分のバックから菓子を取り出していたらしい飯野裕嗣(男子1番)に向かって何かを投げた。
だが、それは飯野には当たらず、隣に座っていた宮杉真維(女子22番)の首にサクッという音と共に刺さった。
それはナイフだったようだ。辺りに血が少々飛び散った。宮杉の体が椅子から崩れ落ちた。恐らく、その時点ですでに絶命していたんだろう。
板木が言った。
「ごめんなー。先生ナイフ投げ下手なんだー。みんなもあんまり先生、怒らせんなよー。先生、辛いけどナイフ投げるぞー」
[残り49人]
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