Blue

 

君のは息を呑むほど深いもので

誰でもすぐに入り込める

けれど奥まで辿り着ける人はいなくて

寂しげに君は待っていた

 

大きな空を見上げている小さな花は

遠く何を見据えていたのだろうか

 

君が見つけた空は 海より深く 青より蒼く 混ざること無く 輝いていたんだ 

眩しすぎて 晴れすぎて 泣いているのに 気が付けなかった

 

絵は心の中を映すと聞いた筈なのに

僕は闇を見抜けなかった

君はどんなことがあっても口に出さず

一人で背負おうとしていた

 

笑っていたのは自分を紛らわすため

心の中は誰よりも空っぽで

 

君が描いた空は 雲より高く 天まで続く 青の隙間に 光探していた

雨のように 冷たくて 君は温もり 求めていたのに    

 

描きかけた絵はそのまま 乾いた絵の具に落ちた雫  

雨が終わる日 虹が見れる場所 探すことなく…

 

君が見つけた空は 海より深く 青より蒼く 涙のように 悲しい色だった

綺麗すぎて 晴れすぎて 泣いていたこと 気が付けなかった

 

君が見つけた空と 僕の見た空 何処か同じで 何処か違って 映っていたんだ

あの日僕は 見えている 景色は同じと 疑わなかった

 

僕の作った色を 君はどう感じたのだろう

その答えは出ることもなく…