私から貴方へ

 

私の心に住んでる貴方

貴方は何処から来たの

貴方は何時からいるの

 

貴方が私の心に住んで

私は変わっていった

 

貴方は偽善者の仮面を被り

私を手招く

 

貴方は私に心の深淵を見せようとし

私は目を閉じる

知りたくなかったから

 

私は私が分からない

私は一体誰なの

私は何の為に生きているの

 

私は何時も

私を騙してた

 

本当の私を知られたくないから

私は私を殺してた

 

誰も知ることのない心の深淵で

私は貴方と戯れた

 

貴方は何時も仮面を被り

私に素顔を見せない

 

何故貴方は素顔を隠すの

私は本当の貴方を知りたいだけなのに

 

やがて貴方は仮面を外した

そして貴方の正体を知った

 

貴方の正体

誰の心にも住んでる無慈悲で冷酷な生き物

 

 

私は貴方によって生かされている

貴方の巨大な手の隙間で私は生きている

 

貴方の冷たい吐息

貴方の冷たい手

 

貴方は私に語り掛ける

 

「不自由な生き方をするぐらいなら

 私の世界に来るがいい

 静寂と平穏が織り成す世界へ」

 

私は貴方の言葉に魅入られて

貴方の世界に足を踏み入れる

 

二度と帰ることのない旅立ちへ・・・