「あなたのタイプはどんなひとですか?」

「自分に似ている人です。自分と同じように悲しみと孤独に耐えているひとです。」

「なぜ、そのような人がタイプなのですか?」

「自分の中に渦巻いているこのやり場のない慟哭を分かちあえる人は、自分と同じように、大きな希望も幸福も見えないこの世界で、うしろを振り返ることなく、そしてまた前すら見ずに、ただ呆然と上を見上げている人だと思っているからです。」

「そのような人に巡り会えましたか?また、巡り会えそうですか?」

「いいえ。最近思うのですが、もしかしたら、自分だけなのかもしれません。」

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