シグマコネクター第一話



ある朝の事だ。
ヒトシは何時も通りに朝ごはんを食べていた。 しかし、何かが足りなかった。最初はパンに目玉焼きが乗っていなかった事かと思ったが、そうではないらしい。
「なんだろう」
ヒトシは激しい虚無感に襲われて、辺りを見回した。
何が足りないのだろう、一体何が無いのだろう。
ヒトシには到底思いつかなかった。しばらくして、朝ごはんを食べ終わったヒトシは学校へと向かった。
ヒトシは高校2年生の学生であった。
登校中に考える事は、朝に覚えた虚無感の正体のことだったが、学校がすぐ側にあったため結論に至ることは無かった。
教室に入ると、そこには同級生たちが一つの机を囲んでわいわいと騒いでいた。
何だろうと疑問に思い。ヒトシは側に寄った。
「どうしたんだい」
友人のカツジに話しかける。カツジはこちらを振り向くとニヤッと笑みを浮かべ言った。
「転校生だよ。女の」
転校生と聞いて驚いたが、皆が集まっていた訳が解り、胸がすっとする。そして、興味は転校生へと移った。
女と聞いて、それほどウキウキとはしなかったがそれでも興味はあった。
人垣を掻き分けて前へと出ると、転校生の顔が見えた。確かに女だった。
ふと、転校生と目が合い、彼女が喋りかけてくる気がした。
「あ、お名前は、って何回も聞かれてるよねぇ」
喋りかけられる前に喋りかけた。何故そうしたかは分からない。
隣にいたクラスの女子がなにやら名前らしきことを言ったが、よく聞き取れなかった。
なにやら頭が痛かった。
「あなた、ヒトシ君でしょ。やっぱり、正解」
転校生はなぜか名前を知っていた。そして勝手に正解した。
何なのだろう。
このとき、既に家での虚無感の事は忘れていた。




あとがき

えーと、ここのあとがきは紛失しました。
あはっはっははははっはははは(T_T)