カラスの砦



最近、というかだいぶ前からカラスは人間を見下し始めた。
なんとも生意気になったものか、一昔前はカカシにさえ気を張り詰めていたであろうに。
さらに、生意気が有頂天になって、ついには喋りだすカラスまでもいるのだ。

「おい、そこ行く人間よ」
ある駐車場で、カンズメを転がしていた一匹のカラスに呼び止められた。
「なんだ、なんかようか」
私がうさんくさそうに返事をすると、カラスは呆れた様子をみせた。
「お前らは何時もそうだ。自分たちが一番偉いと思ってやがる。やれやれだよ。おれらはいつも空から見てる。お前らの行動パターンはお見通しなんだよ! あ!? 言ってやるよ。お前らは朝起きて、夜も起きる。寝ないんだ。ん? 何で夜の事が分かるかって? 知るか! そんでよ、朝から朝まで、あっちへふらふらこっちへふらふら。まったく、目的を持ってやがらない。頭がおかしいんだ。それでよ、お前等は言うわけだ。くたびれたくたびれた。あほか? あほなのか!? 自分ら勝手にやってんじゃねぇか! ほんと無駄だな! 存在が無駄なんだよ! あほ! このあほ!」
カラスは言うだけ言って飛び立って行った。
私は、ただ黙って聞いていただけであった。言い返したいことは山のようにあったが、言っても分からないだろうと思ったからである。
カラスに何を言っても無駄。時間の無駄。
ただ、そんな時間の無駄的なカラスの話を聞いてやったのには、単純に好奇心が働いたというだけである。
そして、カラスの話を聞いてやって得た事といえば、カラスも人間も同じようなものだという事だけだ。
今日もどこかで、『あほじゃないカラス』どもがゴミを漁ってやがるのだろう。
やれやれ、だ。




あとがき

えーと、この話は携帯電話で書いて、メールで送って編集したのですがね。
なんというか、メールの限度文字数が500文字だったんですよ。

ぼろいですか?
ぼろいですか。
そうですか。

それで。

3回、メールしました。なんというか、携帯で書くと話が縮こまると言いますか、もっと書きたいことがあった気がしましたが・・・、忘れちゃうんですよねぇ。

書きたい事を思いついて、しばらく脳の中に放っとくと、なぜか書きたくなくなるのよ。
だから、思いついたことは、さっさと書いて、さっさとUP!
メールして、コピペして、編集、UP、なんて作業をしなきゃならんかった今回は、コピペの前の段階で「うーん」ってなってしまう。
まあ、何とかがんばってUPしました。感謝するように(核爆)。