桜吹雪


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「近く、遠く」

手の届く距離にいるはずなのに
時々遠く

まるで突き離されたかのような
そんな感覚

君は気付いていない
それが、なぜなのか

君が近くにいようとも
心がここに無いのなら
私の手は
君には届かない

知っているんだ

時々君は
遠くへ行ってしまう

目の前の私を
すり抜けて


・


「雨」

雨は好き
雨音が全ての音を掻き消すから
雨の雫が全てを洗い流すから

雨の日は好き
走る車の数が少ないから
路面が濡れて
街燈がマーブル模様に映るから

まるでこの世界を
浄化し、幻想へと
導いてくれているようだから


・


「試す」

なぜ君は
私が落ち込むような言葉を
いうのですか?

私が離れないという確信があるからなのですか?
それとも、試しているのですか?

試さずとも
知っているはずでしょう?


・


「感情」

それは、抑圧されているのか
それとも、欠けてしまったのか
わからないけれど
あまりにも感情が出ていないように
私は思えたのです

だからあの日
初めて君の感情が表にでたようで
嬉しく思ったのです


・


「カノジョ」

話すよりも
話さないことの方が
重みを感じさせる

例えそれが過ぎ去ったことであろうとも
未だ私の胸を掻き毟る

知ってしまった以上は消えず

かといって
全てを知るには
まだ耐えられないと思う

君が話さぬ以上は
全てを知ることもないが

触れてしまった以上は
忘れることもできず

触れなければよかったのか
どうかは、わからない

ただ、もっと君の事を知りたかった
ただ、それだけだった


・


「言葉・私の場合」

なんと言えばいいのか
この曖昧な感情を

不快感を感じていながら
言葉にすることもままならず

言葉にしなければ
何も伝わらないというのに

言葉にするということは
私を伝える、ということ

言葉にしないということは
自分を偽る、ということ

偽りたくはない
でも
言葉にできない


・


「言葉・君の場合」

言わなくとも
わかっているでしょう、と

わかってはいる
だからといって不安が消えるわけではない

例え態度で表していようとも

言葉にする時
いつも君は、少し照れるから
それが、本当なんだと

だから、時折でもいいから
言葉にしてください


・


「不安と信じる気持ち」

なぜいつも不安がるのか
君は不思議そうにするね

私も不安になんかは
なりたくないんだよ

不安がなくなるというのは
相手を信用することでもあるのだろう

私はまだ、君を
完全には信用できていないのか

自分に自信がないから
君がどこかにいってしまうのではないか、と

それが怖くて

君が離れてしまうのでは、と
思うということは
まだ完全には
信用していないんだね

でも
君にも原因があることは
忘れないで


・


「過去」

君の過去を
知りたいと思った

見てみたいと
ずっと思ってた

でも

実際に知るとそれは
とても重くのしかかり

私をただ、苦しめるだけだった

もう過ぎ去ったこと、と
君は言うけれど

だからといって
見過ごせることではない

それがあって
今の君がいるのだから


・


「ともだち」

わかってはいる

君と彼女が
大親友だということは

でも心のどこかで
拒絶している

「もしかしたら」という言葉を
口に出せず
抱え込んだままで

私が彼女を知らないから
それもあるのだろう

でも
知っていたとしても
100%納得していたか
それは、わからない

いや、多分
できないと、思う

「男」と「女」だから

でも
そういう風に思う自分がいやで
でもどうしていいのかわからなくて

あなたなら、どう思いますか?
あなたなら、どうしていますか?

教えてください

私には、答えが見つけられなさそうです


・


「わすれられないひと」

あなたは口にはしないけれど
私にはわかっています

あなたが、決して、あの人のことを
忘れていない、ということを

その人について
私は全く知らないけれど
想いの重さだけは、知っています

例えそれが、過ぎ去った思い出だとしても
あなたが決して、忘れないことを

時々、遠くを見つめているように感じる時は
どこかへ行ってしまってるように感じる時は
あなたは、その人を想っているのですか?

…言葉にしないほど
あなたの想いの重さを体感させられます


・


「朝、コーヒーを飲みながら」

仕事明け
暖かいコーヒーを飲みながら
考える

昨日の出来事
そして自分の気持ち

何かがあったわけではないが
何もなかったわけではない

君は、気づいているのだろうか
私の変化に

言うに言えず
心に抱え込んでいるものを

朝からこんなことを考えてると
せっかくの新しい1日が台無しかと
少し苦笑いしてみる

でも
そのままにしておくわけにはいかない

考えるということは
少しでも前に進んでいるのでは
最近は、少しだけそう思う


・


「雪」

髪に、ほほに
雪の結晶が触れては、消えていく

雪の冷たさが伝わるのに
その景色ははかなく、暖かく

全てを埋め尽くそうとするかのように
降り続ける

私の心の隙間も
埋めてはくれないだろうか

例え冷たくとも
かりそめだとも
隙間が空いているよりはいい

一時でもいいから
この苦しみから開放してください


・


「やさしさ」

君はいつも
心配してくれるけども

それが上辺だけではないことを
知ってはいる

君がちゃんと見ていてくれていることを
時折いう言葉で
再認識する

わかっているはずなのに
なぜこんなにも恐れているのか

君が優しすぎるから
誰に対しても

自分に自信がないから

こんなにも卑屈な心を抱えている私にも
君は優しく
それが、嬉しく
そしてせつなく、苦しく…

優しくされる度に
自分が嫌いになっていきます


・


「迷い」

ずっと
迷っていた
そして今も

わかっている
でも、それだけでは決まらない

時々だからいいんだよ、と君は言う

でももっと、教えて

怖いんだ
何もかも

中途半端に知っているだけに
ふとした時に、そう思う

私が、離れようとしたら
君は必死に食い止めるだろうか

私を必要としてください

してくれないのなら、いつかきっと
私は消えるかもしれません

歪んでいようとも
私は
必要としている人に
必要とされたいから


・


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