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登場人物の紹介等はこちら 『ジリリリリ〜』 目覚まし時計がなっていた 俺はまだ眠くてたまらないが目を開けて目覚まし時計を止めた もう冬なので外の気温は寒く布団からでるのを躊躇ったが 起きて朝飯を作らないとその後もっと酷い目に会いそうなので布団から出て 寝巻きを脱ぎ学校の制服を着た 部屋を出て台所に行き朝飯作りを始めた 昨日の夕食の残りを暖めて卵焼きを作っていた 別に卵焼きはいらないと俺は思っているが数秒遅く生まれた妹の雪江が好きでかならず食べる 作ってないと機嫌を悪くする事もあるくらい好きらしい おっと、弁当も作らないといけないんだっけ 学校には学食や売店があるが俺の家では弁当にこだわっている あんな混んでいる所に行きたくないってのもあるけど 色々と考えながら弁当を雪江と俺の分を作り終わると 「浩太〜朝飯〜」 雪江が起きて来た 茶碗にご飯を盛ってそれから惣菜の乗っている皿をお盆に載せると居間に向った 居間では雪江が何故か寝ていた 寝不足なんだろう…でも昨日は俺より早く寝ていたはずだけど お盆をテーブルに置くと雪江を揺すった 数秒くらい揺すっていると目を覚ました 「気分わるくなるからやめてよ…」 「だったら寝るな」 「浩太がご飯持ってくるの遅いもん」 「取りにこいよ」 「嫌」 「早く食べないと時間なくなるぞ」 「…は〜い」 何時もどおりの会話をしながらご飯を食べ始めた 食べている間は静かだった これも死んだ親のしつけのお陰からもれない 俺は静かに食べるのが好きだから ご飯を食べ終わると台所に皿と茶碗を持っていった それから食器洗濯機に入れて居間にもどった 居間にもどると雪江は茶碗を持ったままカレンダーを見ていた 「ねぇ浩太」 「ん?どうした」 「もうすぐ1年なるね」 「何が」 「お姉ちゃんとお母さんとお父さんが死んでから」 「そうかもな」 「浩太は…何でも無い」 「時間いいのか?」 「そうだね」 雪江が台所に行ったのを見てから俺は部屋に戻った 部屋に戻ってからカレンダーを見た たしかに親と姉貴が死んでから1年がたとうとしていた … あれは今日みたいな寒い一日に 家族みんなで焼き肉を食べに出かけた時だった 事故が起こったのは家から少し歩いた所にある大きい交差点 そこを渡れば焼き肉屋が見えるって所だった 赤信号だったので待って居てようやく青信号になって横断歩道を歩き出した でも雪江が遅れていたので横断歩道の手前に戻って前を歩いていた親と姉貴に追いつくために 急いで渡ろうとした時に俺と雪江の目の前で車に跳ねられていた … 「浩太、時間大丈夫?」 いつのまにか雪江が俺の部屋に入って来ていた 「あ、今行く」 「もう過ぎた事なんだからね」 「…分かってる」 それから家を出て学校に向って歩き始めた いつもなら何かしら雪江が話してかけてくるのに今日は無言だった やっぱり昔の事を思っているからだろう いつもより早く学校に着いた それでも 「遅い」 教室に入るなり咲枝に言われた 早い筈なのに咲枝より早くこれない しかも入学の頃からずっとこうだ 「おはよう、咲枝ちゃん」 「おは、雪江ちゃん。浩太君は挨拶なし?」 「ああ、そうだったな」 「そうだったなじゃないよ、挨拶はね」 「もう、わかったって。咲枝、おはようでいいんだろ」 「納得いかない」 「どうでもいいじゃないか」 「そうだね」 「酷いよ雪江ちゃんまで〜」 <キーンーオーンーカーンーコーン> 朝の始まりチャイムが鳴り俺と雪江は自分の席に座った 咲枝は少し睨んでたが何時もの事なので無視をした その後直ぐに担任が来て出席をとり連絡事項を言うと出ていった いつもながら適当な気がしてたまらない ま、早いからいいけど それより眠い… 「浩太、起きないの?」 「ん…?何だ雪江か」」 「もう昼休みだけどどうするの?」 「寝る」 「…それじゃあ私は食堂に行くよ」 「……あ、昼か」 「何を聞いてたの…」 「よし、行くか」 俺は席から立つと教室を出て雪江と一緒に食堂に向かった 食堂は何時ものように人で一杯だった それでも先に咲枝が来て席を取ってくれているので座る所には困らなかった 「よく授業中に寝れるよね」 「咲枝は寝たことが無いのか?」 「授業中に寝たことは無いよ浩太君と違ってね、雪江もそうよね?」 「私も寝たことはあるかも…」 「え?雪江ちゃんもあったの?」 「ほら、俺だけじゃない」 「自慢することじゃないと思うよ、浩太君」 「ま、そうだな」 「ねぇ二人とも時間大丈夫なの?」 雪江が食堂の中にある壁時計を指した 「…やばいかもな」 時計は次の授業まであと5分という所をさしていた よく見てみるとさっきまで居た他の生徒のほとんどはいつのまにか居ない 「なぁ雪江、次の授業ってなんだ?」 「えと…なんだっけ咲枝ちゃん?」 「たしか英語だったと思うけど」 「そうだったね…って時間ないよ!」 「そうだね」 「そうだねじゃないよ浩太、私は先に行くからね」 雪江は弁当を袋に入れると慌てて出ていった 「そういえば浩太君は雪江ちゃんに教えた?」 「何を?」 「次の授業が休みだって事をだけど」 「教えたと思うぞ?」 「浩太君しか知ってるはずがないと思うんだけど」 「う〜ん…さっきの行動からすると覚えてないな」 「教えてないの間違いじゃないの?」 「さぁ?」 あえて惚けることにした 「……」 あきれたような感じで咲枝は俺を見ている 今の所は無視をしておこう それから数分食堂でゆっくりお茶を飲んでいると雪江が帰ってきた 「二人とも知ってたの?」 さっきまで座っていた席にすわるなり言ってきた 少し怒っているようだし 「ああ、知ってた。な、咲枝」 「あ、うんそうだけど」 「何か酷いな…」 「よくある事だろ?」 「浩太はそうかもしれないけど私はそうじゃないよ」 「それより雪江ちゃんはこれからどうする?」 「寝てるかな?」 「おまえな〜俺より寝てるんじゃないか?」 「浩太よりは少ないよ〜だ」 「たしかに浩太君の方が寝てそうね、で浩太君は何するの?」 「図書室に居る」 「…浩太も人の事言えないじゃん」 「そうか?」 「……やっぱり兄妹ね」 「「……」」 「ところで、近くのゲームセンターに行かない?」 「さすが咲枝ちゃんは考えが違うね!」 「見苦しいぞ、雪江」 「さ、行こうよ!」 雪江は咲枝を引っ張って食堂から出て行った しかたないので俺は雪江達の後を追った 雪江達に直ぐに追いつくと学校から歩いて数分の所にあるゲームセンターに行った ここのゲームセンターは俺の住んでいる町の周りにある中では少し大きく それなりに最新のゲームが入ってるのでよく遊びに行っている 「で、雪江達は何するんだ?」 「私はやっぱりオンライン対戦のゲームをするよ」 「…雪江ちゃんってここ最近そればっかりやってない?」 「それより、あれって1プレイが高くないか?」 「大丈夫だよ、バイトしてるし、それに直ぐに負けること少ないし」 「ふぅ〜ん」 「浩太もやってみればいいじゃん」 「お金がもったいない、…ところで咲枝は?」 いつのまにか雪江の隣りにいた咲枝がいなくなっていた 「咲枝ちゃんはたぶんシューティングのゲームだと思うよ」 「そういえば得意そうにこの前言ってたしな」 「それじゃあ時間がもったいないから」 雪江はそう言って早速ゲームを置いてある場所に向った 俺もどうせなので何かゲームをする事にした ここ最近入荷した麻雀のゲームでもしようと思った 早速置いてある場所に行くと咲枝が居た 邪魔するのも悪いので少し離れた席にすわり始める事にした 終わるとちょうどよく時間になっていた てか、いつのまにか俺の隣に咲枝と雪江がいた 「いつ来た?」 「ついさっき、咲枝ちゃんは少し前からいたみたいだけど」 「浩太君が通ってくと同時に上がられて、しかも三倍満の直撃だったからハコテンして終り よ」 「…ねぇ浩太、ハコテンってなに?」 雪江は首をかしげていた けどあえて無視する事にした 何か説明が長くなりそうな予感がするから 「ところで咲枝はあのゲームのカード作ってた?」 「ねぇ、私は無視?」 「一応作ってるけど、そういえば浩太君は作ってないんだっけ?」 「様子を見て作る予定だけど」 「ねぇ〜二人とも〜」 「あれは作っても微妙よ」 「いいかげんにしてよ!」 少し無視をしていたら雪江が怒っていた どうせ少し相手をすれば機嫌がよくなるけど 「で、雪江ちゃんはどうしたの?」 「時間大丈夫って、ずぅーと言おうとしてたのに」 「それじゃあ学校に帰らないとな、雪江行くぞ」 「何か丸く丸め込まれたような…」 「雪江ちゃんってば気にしすぎだって」 雪江は納得いかないような顔をしていた けど俺と咲枝が出口に向かって歩き出すと雪江もさすがについてきた 「それにしても寒いよね〜」 雪江が外にでるなりそう言った 確かに寒いけど、寒いって言うとよけい寒くなりそうだ 何となくだけど 学校にはだいぶ余裕を持って到着する事が出来た むしろもう2・3回はゲームを出来そうなくらいの時間だった それなのに雪江に急がされて授業が行われる教室に行った 「あれ…誰もいないね」 「そうだな」 「…もしかして休みじゃない?」 「そ、そんな事は無いよね浩太?」 「そういえば…掲示板に昨日貼ってたような…」 「急いで見に行ってくるから」 咲枝は教室から出ていった 「浩太って必ずどこか抜けてるよね」 「そういう雪江はどうなんだよ、確認すらしなかったじゃないか」 「そりゃあ浩太がいるからね」 「…俺はお前の何だよ」 「一応、私の兄ぢゃん」 「絶対そう思ってないだろ」 「…違うもん」 「え?」 「違うもん、私はそんな事思ってないよ!」 そう言って雪江は俺の胸に飛び込んできた しかも泣きながら 「今日はやす……どうしたの?雪江が泣いてるみたいだけど…」 咲枝は教室に戻ってくるなりそう聞いてきた いまいち雪江の現状がつかめないので正直に 「わからない」 とだけ言った 「もう…なにをしたか知らないけど…」 とだけ言って雪江を連れて教室から出て行った 一人教室に残っても暇なので教室から出て図書室に行った 少しくらいは時間潰しになるし 図書室には直ぐについた そりゃあ、校内にあるんだから時間がかかる筈はないし… そんな事を考えていても駄目なので中に入った 今は授業中なので”図書室の番人”と呼ばれている人以外いなかった 適当に新書コーナーから適当に小説を取って近くの椅子に座った そして読み始めた 「浩太、起きて」 何時の間にか寝てたみたいで名前を呼ばれながら揺らされてた 目を覚ましてから揺らしている人を見た 「ゆ、夢?」 そう目の前の人に聞いてしまった だって死んだ姉貴が目の前にいるんだから 「半分当たりですね」 「それじゃあ残りの半分は?」 「……そんなのどうでもいいでしょ」 「ところで、なんで姉貴がいるんだ?」 「そんなの簡単でしょ?、今は夢の中だから」 「そうなんだ、此れは現実じゃないのか」 「それも半分当たりね」 「え?」 「あ、時間だから言っておくね、私の世界に来ない?」 「どういう意味?」 「そのまんま、私やお父さんたちの暮らしてる世界で一緒に生活しようって事」 そう姉貴が言うと同時に目の前が暗くなっていった 「あれ…?」 目の前が明るくなって辺りを見ると図書館だった 時計を見るともう大分時間がたっていた 「さて、帰るか…」 さっきのは何だったんだろうと思いながら学校を出て家に向った 家に入ると中は暗かった たぶん雪江が帰ってないんだろう バイト…してるし、仕方がないか 先に飯を食べてノンビリしてよう 部屋に行って私服に着替えてから台所に行き冷蔵庫を開けた 冷蔵庫の中には数日前に作って残っているカレーが残っていた …新しく作るのも面倒だしレンジでチンでいっか 数分してカレーが温まりご飯の上にかけて食べ始めた 一人で食べるカレーって空しい… だからと言って雪江を待っていると腹を空かして死にそうになるしな… こんな時、近所に牛丼屋があって欲しい 何でかしらないけど俺的には一人で行っても空しくないんだよね …何か現実逃避しすぎだ 少し憂鬱になりながらもカレーを食べ終えて それから食器を洗い元の場所に戻した この後は…する事ないしテレビでも見てるかな 「たっだいま〜」 雪江が帰って来たらしい 時計を見るともう次の日になりそうだった 「あれ?浩太が居る?」 「居ればおかしいのか?」 「そりゃあね、だって浩太が自分の部屋に居ないなんて珍しすぎるよ」 「…なんかボロクソに言ってないか?」 「ま、いいや私は疲れてるから寝るね」 「あ〜そう、おやすみ」 その後もテレビを見ていたが眠くなったので部屋に戻り寝ることにした 戸締りをしてから電気を消して、部屋に戻った 部屋に入ると突然どこか分からない所に場所が変わり、何故か姉貴が立っていた 俺を見るなり微笑みながら話し掛けて来た 「こんばんは、浩太」 「どうして姉貴が俺の部屋に居るんだ?」 「迎えに来たの」 「何所に?」 「浩太を私達の世界に」 「…どうやって?姉貴は死んでいるんだろ?」 「大丈夫、私を信じてついてきて」 そう言うと姉貴は奥の方へ歩いていった それを追いかけて俺も歩いていった ひたすら緑色の草が生えている道を歩く でも数歩歩いた所で誰かに後ろから抱きつかれた 「浩太何やってるの!そんな事したら死んじゃうよ!」 「何言ってるんだ、別にそんな事してないだろ」 「…雪江の言ってる事を信じるの?浩太」 「どうして、浩太を惑わすのよ!やめてよ、お姉ちゃん」 二人の話がかみ合ってない… 冷静に俺は考えていると突然場所が変わり 俺は部屋の窓から身を乗り出してそれを雪江が抑えている状態になった 慌てて俺は部屋の中に戻った そう言えば姉貴が居ない… いったい何だったんだろうと考えていると雪江が聞いてきた 「ねぇ浩太はお姉ちゃんの世界に行きたいの?」 「そんな事は…ないと思う」 「思うって何よ!はっきりしてよ!」 「…すまん、分からないんだ」 「浩太…お姉ちゃんの世界は…死んだ世界なんだよ」 「分かってる、分かってる…けどな、何も苦しまなくていんだぞ」 「おかしいよ、それ。苦しまないかもしれない、でも何も出来なくなるんだよ」 「……かもな」 「お願いだからそんな考えやめてよ…もう私の家族は…浩太だけなんだよ」 「……」 「…部屋に戻るね、浩太おやすみ…」 「ああ…おやすみ…」 俺だってそんな事分かってるんだよ… でも、俺は…もう今の生活はつらいんだよ そう言いたかったが雪江の前では言えなかった たぶん…雪江は泣いてしまうから あんな事があってから数十分 全然俺は眠れ無そうになかった と言うより考え事をしていて無限ループしている 俺は今のまま苦しいけど生きている雪江と一緒に頑張るのか それとも…姉の所、つまり死んでしまうのか でも雪江は俺が居なくなると…どうなんだろう 悲しいのかな?それとも…それを望んでいるのかな? そう思うと死んでもいいかも…と思ってしまう だから…俺は…引き出しからカッターをとりだして… 『ジリリリリ〜』 …何時の間にか寝ていた 何か昨日は色々ありすぎたと思う 考えすぎなのかもしれないけど そういえば今日で事故があってから一年なるんだよな 一年たっても何も変らず いつもどおりに朝食を作り、雪江と俺の分の弁当を作る そういえば雪江が起きていないな、起しにいくか 『トントン』 「雪江〜時間だぞ〜」 「……」 反応が無い…もしかして熟睡中? そう思い俺は雪江を本格的に起すためにの部屋の中に入った 部屋の中を見ると雪江はベットの中でぬくぬくと寝ていた 「雪江、時間だから起きろ」 「うぅん…あと少し…」 「何言ってるんだ、起きろ」 「や…だ……」 駄目だ、起きないか…こうなったら揺らしてみるか 「雪江、起きろ〜ずっと揺らすぞ」 「…起きるよ……だから揺らさないで…」 揺らすのをやめると雪江は言ったとおり起きた 「……あれ?浩太その腕どうしたの?」 しまった…いつもなら長袖を着てるからばれなかったのに… まずいな、本当の事を知ったら雪江が何て言うか分からんし… 「これか、これはたまたまついた傷だ」 「…嘘」 「何言ってるんだ、嘘つくはずは…」 「分かるよ、そんなの嘘だって、だって普通そんなに多く傷がつかないよ」 「いや、それはたまたま…」 「浩太…どうして、そんな事をするの?そんなに死んだ世界があこがれなの?」 「そんな事は…ない」 「お願いだから…もう私は泣きたくないよ……」 「ああ分かってる…それじゃあ、先に食べている」 「うん……」 その後、何も会話が無いまま朝食を取り 何も会話をせず学校に行った 俺の…せいなんだよな 学校につくと直ぐに屋上に行った なんとなく授業を受ける気にならなかったから そう思っていると誰かが屋上のドアを開けた そこに立っていたのは咲枝だった 咲枝は俺を見つけると走って近づいて来た 「さぼり?」 「ああ、悪いか?」 「別に〜」 「…思ったんだが咲枝もさぼりじゃないか?」 「そうだよ、でも浩太君と違って言い訳してきてるよ」 「何かずるいな…」 「ところでさ、雪江ちゃんと喧嘩でもした?」 「してない」 そう俺が言うと咲枝は俺の腕を取り、腕の傷をさして聞いてきた 「ふ〜ん、それじゃあさ、この腕は何かな?」 「怪我しただけだよ、咲枝には関係ないだろ?」 「…だから雪江ちゃんが泣くんだよ」 「何がだよ」 「てかさ、浩太君は本当は死ねのが恐いんでしょ?」 「そ、そんなはずは無い」 「だったらさ、今、ここから飛び降りてよ」 「どうして?」 「死ぬのが恐くないんでしょ、さ、行こう」 そう言って咲枝は俺の手とつなぐと屋上の端っこ 一歩踏み出すと落ちる所まで連れていかれた 「あと一歩だよ、浩太」 「さ、咲枝?」 「あ、あそこでこっち見てるの雪江かな?」 「おまえ…咲枝じゃない?」 「分かっちゃった?でも、それは中身だけ」 「…どうして姉貴が中に入れるんだよ」 「だって…私はヒトじゃないよ、本来ならイナイ存在」 「そうだよ、姉貴は…死んでるんだよ」 「ま、そう言うね、そろそろ落ちないとまずいよ」 「…姉貴は酷いな、俺が死ぬのを見ると雪江が狂うかもしれないのに」 「ふふ…雪江にはそうなってほしいね、それじゃあ、また、あとで、ね」 そう言うと俺は背中を押され そして屋上から落ち、地面と衝突した 雪江が見ている目の前で… -------------------------------------------------------- あとがき ようやく2つめの完結した話なんですけど…… 私の書いたので主人公が生きてるのってないような… なので、いずれ暇が出来たら書き直すかもしれません ちなみに少し変な所があるかもしれませんが 作者の設定ミスやど忘れと思ってくださいね |