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リプレの微妙な変化を物心ついた頃から同じ屋根の下で暮らしてきたガゼルだけが感づいていた。
ひょんな事から面倒を見ることになった異世界からの住人のうちの一人トウヤに対するリプレの対応が尋常ではない。
食事の量はトウヤが一番多いいのは当たり前。
話しかける時も慈愛に満ちていて笑顔を絶やさない。
(リプレのやつトウヤに惚れちまったんだなぁ)
正体不明のモヤモヤした気持ちを抱えながら大切な幼馴染の為に一肌脱ぐ決心をしたガゼルは手始めにリプレのライバルとなり得るトウヤと同じ異世界から来た居候ナツミを薪拾いを理由に一人連れ出した。

二手に分かれて薪を集める。
「な、なあ。ナツミ」
意を決したガゼルは本題に入る為ナツミに話しかける。
「ん?なぁに?」
手を止めにこやかにガゼルに顔を向けるナツミ。
疑う事を知らないような笑顔にガゼルは一瞬言葉を詰まらせるがリプレの為だと自分に言い聞かせて言葉を紡ぐ。
「お前トウヤの事どお思ってんだ?」
予想外の"トウヤ"と、いう単語に少々困惑するナツミ。
「?何いきなり」
「いーから答えろ!」
ガゼルの意図が読めないままナツミはけげんに思いながらも正直に答えた。
「いい人だよね。いつも自分のことは後回しでさ、人の世話ばっかり焼いてリプレみたい。」
そう言って視線をガゼルに向けると彼は呆然と虚空を見つめている。
「?どしたの、ガゼル〜おーい」
目線を確かめる為にガゼルの顔の前で手を振るナツミ。
ガゼルは覚醒しナツミの手を振り払った手で彼女の手を掴む。
「何も言わずに俺の女にな―」
「二人で集めてる割にはまだ少ないじゃないか」
ガゼルのセリフを遮りいつの間にかトウヤが二人の間近に現れていた。
「トウヤ君。だってなんかガゼルが変なんだよ。」
「はいはい。言い訳はいいから早く薪拾ってね」
ナツミの手を握っているガゼルの指を一本ずつ剥がしナツミを薪拾いへと追い立てるトウヤ。
「ハ〜イ!かしこまり♪」
かわいく敬礼を残して素直にトウヤの言に従うナツミを見送りガゼルに向き直る。
「人違いじゃないの?彼女は"ナツミ"で"リプレ"じゃないよ?」
「わーってるよ」
「じゃあ何?さっきナツミに言おうとしてたことは?」
ガゼルも正気を無くしているがトウヤもまた冷静な判断を失っている為彼らしくない矢継ぎ早の質問攻撃。
「リプレの為だ!!頼む、トウヤ!あいつを幸せにしてやってくれ!!」
両腕をガゼルに掴まれながら彼のセリフを頭で整理するトウヤ。
「なぜ僕がリプレを幸せにしなきゃならないんだい?」
段々と冷静さを取り戻したトウヤはガゼルの言いたいことが何だか判ってきた。
「リプレがお前に惚れてるからだろ!!!」
憎々しげに吐き捨て頼み事をしている態度では無くなっているガゼル。
「それは無い。」
少々呆れ気味にそう言いガゼルの肩にポンと手を置くトウヤ。
「っコノッ鈍感!!!あれだけエコ贔屓されてて気付かねぇのか、お前はよ!?」
トウヤの手を振り払い今にも殴りかかりそうなガゼルに対しトウヤは飄飄と言葉を連ねる。
「まぁ、判らなくもなかったケドあれは僕贔屓というよりナツミ贔屓だろ?」
「なんだよ、ソレ」
頭に血が上っているガゼルにはトウヤの言葉は沁みてこない。
「さしずめキミのライバルはナツミって事だね。」
「あ゛ぁ?」
「ガゼルはリプレの事好きなんだもんな。」
サラッとトウヤの口を吐いた言葉はガゼルの頭の中で暫らく回り続けやがて彼の全身の血を沸騰させた。
あまりにも近くに居過ぎて気が付かなかった感情。
「"リプレの為"に別に何とも想っていない相手を自分の女にしようって所が愛だねぇ〜」
「あ、愛?家族愛とか兄妹愛とかじゃねぇ・・・のか?」
「違うと僕助かるんだけどね。ちなみに家族愛と兄妹愛は同じものだと思うよ。」
「コラー!何サボってるんだ〜〜二人してぇ!」
少し離れた所からナツミがトウヤとガゼルが話し込んでいるのを見つけ叫んでいる。
トウヤは膨れっ面のナツミに歩を進める。
「ごめんごめん。ちょっとガゼルに催眠療法してて」
「何それ?」
しゃがみ込んで手ごろな薪を物色しながら
「ライバルは少ないほうがいいからね〜」
と、ポツリ呟くトウヤのセリフを聞き取れなかったナツミだが細かい事は気にせず薪集めを再開させた。

後日。
フラットでのリプレのナツミに対する溺愛振りを目の当たりしたガゼルは複雑な気持ちを抱えながらもリプレの一番がトウヤでは無かった事に安堵していた。





500番キリリクエストガゼル×リプレの笑える話のはずでしたのに・・・
ガゼ→リプ→ナツミ←トウヤな話になってしまいました。
ごめんなさい。格之進さま・・・。
わたしもガゼリプかけないようだす・・・
なんと言いますかもっとリプレのガゼルへの気持ちとか書きたかったナ。
それにしても中途半端な文章。
ガゼルの一人称にしたほうがよかったのか、なんなんだか。