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log Star☆voicE 番外編

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涼子行方不明編


ナレーター
「ここはstar‐voice。醒めることのない夢を生む、不夜城・新宿の中枢の店。
しかし、やはり朝の光は、徐々に客足を引かせていく」

 

 

光  「…っさ、じゃあ、もうここのシャッター降ろして、閉店ですね」

オーナー 「ああ、今日もご苦労だった。今夜もよろしく頼むよ」

摩夕子「ね、ね、光!この後、暇でしょ?どこか行かない?何なら、家、くる?」

光  「え、マユ!君もいい加減帰らないとダメだろう!」

摩夕子「いいのっ!平気よ。…一人は嫌なの!」

光  「わかったよ。じゃ、このあとで」

ママ 「あら、光。このあと、おでかけ?」

光  「あっ…、ママ。済みません」

オーナー 「まあ、いいじゃないか。リィ、今日の君の相手は俺がするから…」

ママ 「つまらないわ。ま、良いでしょ。それに、これからマリーと新しい子の
    物色に行く予定なのよ」

マリー「こんばんはぁ!あら、もうおはようかしら?マぁマ、車、店の前に回し
    ておいたわよぉ」

ママ 「ありがとう。じゃ、お先にね」

朗  「…姉さんはどこだぁー!!」

一同 「なに?」「どうした?!」

光  「君は…。涼子の弟のっ!!」

朗  「姉さんが、帰ってこないんだ1どうせこの店の奴がどこかに連れてった
    に決まってる!!」

摩夕子「そんなことどうでもいいわよ。ね、光。さっさとどっか行こう!」

光  「涼子が!!どういうことだ?!詳しく…詳しく聞かせろ!」

朗  「姉さん、昨日帰ってこなかったんだ。こんな事、1度もなかったのにに」

オーナー 「誰かと出かけてるんじゃないのか?恋人とか」

光  「恋人っ??!!」

マリー「そういえば、今日、由宇くんはぁ?姿が見えなかったようだけど」

オーナー 「出勤予定の筈だが。無断欠勤か?」

摩夕子「ふん…、意外と一緒だったりしてね」

光  「そんなっ!涼子が由宇の毒牙にかかるなんて!ゆるせんっ!涼―子―!」

摩夕子「ちょっと、光!どこいくのっ?!…うっそ、信じらんない…。あんな女
    のために、私をほっぽっていくなんて。光のバカ…」

 

 


オーナー 「それにしても、光はどこを捜しに行ったんだ?彼女が行きそうな場所な
    んて、知らないだろうに…」

朗  「やっぱりアイツ、おかしいよ。フツーじゃないって」

ママ 「それにしても、光。たかだか女の一人ぐらいであの慌て様。無様ね。
    所で、坊や。朗とかいったかしら?あんたどうしてウチに来たの?もっ
    と他に場所なんて幾らでもあったでしょう?」

摩夕子「もうっ!そんなのどうでもいいじゃないっ!何でいつもあの女なのよ
    っ!なんでぇぇ」

マリー「まあまあ、マユったら。でも、そうねぇ。どうしてstar-voiceなの?仕
    事先とか、友達の家とか、色々あったでしょうぉ?」

朗  「だって、今までこんなこと1度もなかったから。姉さん、出かけるとき
    は必ず書置きしていくし…。それに今日、もう昨日かな?月曜だろう?
    姉さん「子連れ狼」の録画を絶対俺に頼んでいく筈なんだ!なのに…」

オーナー 「まあ、とにかく、涼子さんは携帯は持ってないのか?電話かけてみたら
    どうだ?」

朗  「あっ!そうか。俺が持ってないから、ついっ」

マリー「あら、じゃあ、あたしのを使ってぇ」

朗  「うわ…、凄いピンク。えげつねぇ…」

マリー「ひどぉい。これ、新色なのよぉ…」

ママ 「あははっ!相変わらず、凄い趣味ねェ」

オーナー 「君も人の事いえないだろう?着メロに水戸黄門いれてるくせに…」

ママ 「うるっさいわねぇ。モーニング娘。の曲を目覚ましにしてる人に言われ
    たくはないわよ」

 


摩夕子「うるさいわよっ!もう、そんなことどうでも良いじゃない!もう、嫌!」

マリー「あらぁ、ご機嫌ナナメねぇ。まあ、無理もないかしら」

朗  「どうしよう!」

ママ 「今度は何!?」

朗  「何度かけてもつながらないんだ!電波もプツプツ切れて!やっぱり誰か
    が姉さんを連れていって、妨害電波流してるんだろう!!」

オーナー 「いや、さすがにそれはないだろう。いくらなんでも…」

ママ 「あら、わからないわよ。この、世界1度地下に降りてしまえば、色んな
    のがいるんですもの」

オーナー 「そんなに煽らなくても…」

朗  「やっぱりお前達だろっ!!」

オーナー 「ほら、本気にしたじゃないか」

ママ 「はんっ。単純ねェ」

マリー「でも、どうして電話が通じないのかしらねぇ?」

摩夕子「うるさいって、何度言ったら判るのよぉ!どうせここが地下だからでし
    ょ!!何でそんなことで一々一々つまんないこと言ってんのよ!バカぁ
    …っ!」

朗  「あっ、そっか。じゃ、外でかけてくるよ。ちょっと借りまーす」

マリー「いいわよぉ。でも、お返しはしてねぇ…。ほら、摩夕子、いいかげん機
    嫌直して。きっと光もすぐ戻ってくるってェ…、ねぇ?」

 

 

扉の音

 

 

涼子 「おはようございます」

朗  「姉さん?!!」

一同 「えっ??!」

涼子 「あれ?朗、どうしてここにいるの?それに皆さんも、何をそんなに驚い 
    ているんですか??」

朗  「何って…。姉さん、今までどうしてたんだよ!」

涼子 「え?!何って…、え?」

オーナー 「君、今まで行方不明にされてたんだよ。どこにいたんだい?」

涼子 「ええっ?!行方不明?私、昨日から一泊二日の予定で長崎にいたんです
    けど。あ、でも始発に乗って帰ってきちゃって…。あ、これ、お土産で
    す」

マリー「あらぁ、柚子餅じゃなぁい。めずらしぃ…」

ママ 「でも、長崎っていったら、普通カステラでしょ。ま、いいけど」

涼子 「生菓子なんで、早めにさしあげようと思って…。それより、朗、私ち
    ゃんと書置きしていったじゃない。ほら、テーブルの上の。ええと、レ
    シートの裏に…」

朗  「え?あっ、そーいえば、レシート捨てたかな…。えーっと…」

涼子 「もうっ!朗ったら。皆さんにご迷惑おかけして。ダメよ?」

マリー「あら、摩夕子。もう大丈夫なの?」

摩夕子「…あほらし…。一気に泣く気も失せたわ。も、帰る…」

ママ 「そうね、もう朝来ちゃったし、帰ろうかしらね。じゃ、マリー、また今
    夜行くことにしましょう?」

マリー「そうね、じゃまたねぇ」

一同それぞれ帰る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光  「涼――――子――――っ!!!」

 

 

END

 

 

 
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