嵐の夜
眠れない夜
天井に映しだされる
夏が最後の二人の笑顔たち
寝返りを打てば枕に涙が吸い込まれてゆく
まだあなたへの扉は開かれていると
そう思っていたいから
嵐に乗せて 思いよ 飛んでいけ
もう電話しないでくれなんて
うそついてるって信じていたい
きっと待っていると思わせて
降り始めた雨の中 繰り返し叫んだ 湿った午後
天気図を示す つけっぱなしのテレビ
搾り出す涙で にじんでいる
信じていたこと全てが消えるなんて
思いたくないから
覚えてしまったダイヤルを
明日もう一度だけ押してみようか
二人の間に新しいことがもう起きなくても
最後の最後 嵐が去って晴れた朝が来るなら