朝の海
君に別れて来し我は 今宵も海を見に行かむ
ほほに流るる一筋の 涙を海に返さんと
岬に立ちて眺むれば 潮風に髪 染まりゆく
心に綴じた一言は 水底沈む 貝の糧
濡れる瞳のゆらめきは 岩場を洗う波に消ゆ
月の傾く夜明け前 帰る小道に星一つ
君に別れて来し我れを 見守る友は朝の海
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おまけ:水底は「みなそこ」と読んでくださいネ