世界の果てまで歩いてみてもきっと
記憶の奥で私を見つめる澄んだ茶色の瞳
逃げたかった 強い言葉から
忘れたかった 遠ざかる足音
寂しかった 微笑んでみても
冷たい雨に濡れる空へ向かい
誰が手を離したのか
黄色い風船がのぼっていく
遠くへ もっと遠くへ 自分を追いやれば
本当の自由がどこにあるのか
見えてくるというのか
超えたかった 昔の自分を
止めたかった あふれる涙を
さみしかった そばにいても
港の古い洋館に響く汽笛
耳をふさいで私を呼ぶ声
思い出そうとすれば
本当の自由は自分の中にあることに
気づいてゆく
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