スプーン

狭い道沿いの店
ボクの部屋から5分の店 駅にも近いからと
君とよく待ち合わせた場所

今から思えば 毎日通るこの店で君を待ったこと
すこし後悔してるんだ

夏が過ぎ 君のいない一年が無事に過ぎていく

空調の効いた店 いろんな小物を前に
どれにしようかなんて頬寄せて笑ったよね
どのスプーンでもよかったのに

夏が過ぎ 君のいない一年が無事に過ぎていく

寒かったボクの部屋で
一個しかないプリンを交互に
笑い転げながら食べたよね
笑顔でボクを暖めてくれた君
君も少しは暖かかったのかなんて
もう 聞けない

君が遠くへ行ってから 寂しすぎて
ボクも死んじゃうかもって思ってたけど
結局ボクは生きていて 同じ街で季節を感じ
こうしてちゃんと歩いている




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