もみじ狩りへ行こう!

 

 

 それは秋も深まり、山も赤くなってきたある日。

 秋子さんがこんなことを言った。

秋子「そうだ、みんなでもみじ狩りにでも行きませんか?」

祐一「もみじ狩り・・・ですか?」

名雪「もみじ狩りかぁ〜、わたしはいいよ〜、行っても」

 名雪は即答だった。

真琴「もみじ狩りってなあに、祐一?」

 こいつはこいつで無知っぷりを爆発させていた。

祐一「簡単に言えば花見のもみじ版だ」

真琴「ふ〜ん、じゃあ真琴も行きたい!」

秋子「そう。祐一さんはどうしますか?」

祐一「みんなが行くんだったら、俺も行きます」

名雪「じゃあ、今度の日曜日に行こうよ。ね、お母さん」

真琴「日曜日かぁ・・・どうしようかな?」

祐一「何言ってんだよ真琴。お前は毎日が日曜みたいなもんだろ」

真琴「なによぅ、真琴でも予定とかあるんだからね」

祐一「ほー、何があるんだ?言ってみろよ」

真琴「何で祐一に言わなきゃならないのよ」

祐一「はいはいわかったよ。それで、日曜日だな?それだったら俺も平気だ」

秋子「そうですか、よかったわ。真琴もそれでいいわね?」

真琴「うん、大丈夫」

名雪「じゃあ、日曜日に決定だね。祐一」

祐一「ああ、そうだな」

名雪「お弁当持って〜、みんなで遊んで〜。楽しみだね〜」

祐一(日曜日か。だったら・・・・)

 というわけで俺たちは日曜日、家族そろってもみじ狩りへ行くこととなった。

 そして日曜日。

名雪「晴れてよかったね〜、お母さん」

秋子「そうね、本当によかったわ」

祐一「そうですね。おーい、何やってんだ真琴。行くぞ〜」

真琴「わかってるわよ。まったく、祐一はうるさいんだから」

祐一「なんかいったか、真琴」

真琴「べつに〜。秋子さん、早く行こ〜」

秋子「はいはい、じゃあ行きましょうか」

名雪「は〜い」

 とはいえあまり遠い所ではなく、街外れにある小高い丘が目的地だった。

 30分ほど歩けば到着である。

 そこは丘全体が赤々と燃えるような紅葉だった。

名雪「到着だよ、祐一」

祐一「なにぃ、そうなのか」

名雪「祐一?」

祐一「冗談だ」

真琴「まったく、祐一はバカなんだから」

祐一「ん、何か言ったか、真琴?」

真琴「べっつに〜」

秋子「名雪、シートを敷くから手伝ってちょうだい」

名雪「は〜い」

真琴「あ、秋子さん、わたしも手伝う〜」

 そして準備が一通り終わったところだった。

佐祐理「祐一さ〜ん、来ましたよ〜」

 離れた所から佐祐理さんが手を振っていた。

 隣には舞もいた。

舞「祐一、来た」

祐一「あれ、誘ったのは佐祐理さんなんだけどなぁ?」

 バシッっと舞のチョップを食らった。

佐祐理「あはは〜、イジワルしちゃ舞がかわいそうですよ〜」

祐一「冗談だ、舞。本気にするなよ」

舞「はちみつくまさん」

祐一「とまあ、いらっしゃい二人とも」

佐祐理「本日はお招きいただきありがとうございます」

秋子「たしか、川澄さんに、倉田さん。こんにちは」

名雪「こんにちは〜」

祐一「俺が呼んだんですよ。いいですよね、秋子さん?」

秋子「ええ、大勢の方が楽しいわ」

 とまた、そこへ。

香里「名雪―、来たわよー」

栞「祐一さーん」

北川「おーい、あいざわー」

 香里と栞、北川が来た。

祐一「何であいつらが、名雪が呼んだのか?」

名雪「そうだよ、わたしも大勢の方が楽しいとおもって」

祐一「そうか、まあ退屈はしないだろ」

秋子「こんにちは、美坂さんに北川くん」

香里「こんにちは、おばさん」

 香里の一言に秋子さんのまゆがぴくっと動いたように見えたが、あえて無視した。

栞「祐一さん、アイスも持ってきました。一緒に食べましょ」

祐一「アイスじゃここに来るまでにとけちゃったんじゃないか?」

栞「大丈夫ですよ、ほら」

祐一「クーラーにドライアイスか。用意周到だな」

栞「なにか気になる言い方ですね」

 そして、俺はある予感がしていた。

 こんな調子でいつものメンバーが集まるということは、たぶんあと2人は増えるだろう。

 そしてその予感は現実となった。

美汐「こんにちは、真琴、相沢さん」

祐一「ああ、天野か。ということは・・・」

真琴「真琴が誘ったの♪。肉まんを買いに商店街に行ったら、偶然会ったの。だから」

美汐「肉まんも買ってきました、みなさんどうぞ」

真琴「わーい、にっくまーん♪」

秋子「天野さん、こんにちは」

美汐「はい。お招きいただいてありがとうございます」

秋子「いいのよ、大勢の方がきっとお弁当もおいしいわ」

 そして、最後にやっぱりというか、ヤツが来た・・・・。

あゆ「ゆういちく〜ん、名雪さ〜ん、秋子さ〜ん」

名雪「あゆちゃ〜ん、いらっしゃ〜い」

祐一「あゆも来たのか?お前は呼んでないぞ」

あゆ「うぐぅ、ひどいよー祐一くん」

秋子「私が呼んだんですよ」

あゆ「そうなんだよ。タイヤキも持ってきたし、みんなで食べよ」

祐一「なんだ、また盗ってきたのか?」

あゆ「うぐぅ、いつもみたいに言わないで。ちゃーんとお金払ってきたんだから」

祐一「冗談だって、本気にするな」

 タイヤキは多分足りないと思う。

 結局全員集まってしまった。

 そして、全員で弁当を食べて、遊んで、他愛ない話をして盛り上がった。

秋子「またこんなことが出来ればいいですね」

祐一「そうですね」

名雪「じゃあ、次もみんなでお弁当持ってどこかに行こうよ」

秋子「そうね、じゃあ春になったらみんなでお花見にいきましょうか?」

真琴「真琴もお花見したーい」

舞「お花見・・・・、はちみつくまさん」

佐祐理「いいですね、佐祐理たちも是非ごいっしょさせてくださいね」

栞「そのときは絶対に誘ってくださいね、祐一さん」

北川「もちろんオレと美坂もな」

香里「なんでいっしょにするのよ」

北川「べつにいいじゃないか」

香里「なんとなく嫌なのよ」

北川「冷てぇ〜」

美汐「相沢さんと一緒なら・・・、私も是非」

あゆ「じゃあ、次もみんな一緒だね。楽しいよ、きっと」

秋子「そうね、楽しみね。あゆちゃん」

 そして、俺たちはお花見の約束をした。

 まだ日は傾き始めたばかりだった。

 そろそろ帰れば家に着くころには、夕飯の準備をする時間だった。

名雪「そろそろお開きだね〜」

祐一「そうだな、もうすこしみんなと遊んでいたいけど仕方ないな」

あゆ「そうだね〜」

秋子「・・・・・・・、そうだわ。」

祐一「秋子さん、どうしたんですか突然?」

秋子「皆さん、もしよかったら家で晩御飯を食べていってはいかがかしら?」

 そして、その騒ぎは場所を変えて、夜おそくまで続いたのだった。

END  

 

 

 

 

 

 

 

一言:いかがでしたでしょうか?がんばって全キャラ出しちゃいました。(誰か抜けてたらどうしよ〜)

ペースはやくて、もう第三弾です。ちなみに時事ネタですよ。

今回、長いです。疲れましたw。とはいえ2時間程で書き上げました(プラス構築に1時間)。

今回はBOM!さんのご要望にお答えして、ほのぼのしたものを書いたつもりです。

ペースはやくて、このままいって大丈夫なんだろうか?と自分でも思ってしまいますが、

無い頭をつかって考えてますので、次が遅くなってもご了承ください。

いつも通り感想をお待ちしてます。リクエストも随時募集中です。