名雪の気持ち

 

 

 祐一ってわたしのことどう思ってるのかな・・・・。

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祐一「名雪―、お前のせいでまた走らなきゃならないじゃないか」

 またかー、と祐一はわたしに向かってもんくをいう。

名雪「ごめんね〜、努力はしてるんだけど・・・・」

 わたしもいつも通りの返事しか出来ない、だってその通りなんだもん。

祐一「しかしなー、なんであれだけ早く寝て朝起きられないんだ?異常だぞ」

名雪「異常だなんて・・・。ひどいよ〜祐一」

祐一「とにかく走るぞっ」

 祐一のイジワル。

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 昼休みになって、みんなとお弁当を食べていた。

 わたしはどうしても気になっていたことを祐一に聞いてみた。

名雪「ねぇ、祐一。祐一ってわたしのこと・・・・」

祐一「ん、なんだ名雪?何か言ったか?」

名雪「う、ううん、やっぱりなんでもないよ」

祐一「ん?」

 直接本人には恥ずかしくて聞けないよ・・・、やっぱり・・・。

 そして、放課後。

 やっぱり気になるから、祐一には先に帰ってもらって、香里に聞いてみた。

 でもやっぱり恥ずかしいことには変わらないかも・・・。

香里「で、なに。話って?」

名雪「あのね、正直に答えて欲しいの」

香里「うん、で」

名雪「わたしと祐一って・・・」

香里「名雪と相沢くんがどうしたの?」

名雪「どういうふうに見える?」

 聞いちゃったよ〜、もう後戻りできない〜。

香里「どういうふうって?」

名雪「だ・・・だから・・・その、・・・どんな関係に見えるかな・・・」

香里「ふ〜ん、どういう関係か・・・ね」

名雪「うん・・・」

香里「・・・・のろけ」

名雪「ち、違うよ〜、そんなんじゃないの〜」

香里「まあいいわ」

名雪「よくないよ〜」

香里「彼氏彼女の関係とは見えなくも無いけど、すこし違うわね」

名雪「じゃ、じゃあ・・・」

香里「おさななじみでいとこっていうのが微妙なのよね」

名雪「・・・・やっぱり、そういうふうにしか見えないのかな・・・・」

 祐一もそう思ってるのかな?

香里「で、名雪はどうありたいの?」

名雪「え?」

香里「恋人同士?」

名雪「・・・・かもしれない」

 でも・・・それじゃ・・・。

名雪「わたし・・・怖いの」

 そう、もしそうなって今の関係が壊れちゃったりしたら・・・・。

 もう、気軽に声も掛け合えなくなっちゃったら・・・・。

 そうなるくらいなら、今のままのほうがいい・・・。

 でも・・・・、わたしは・・・・・・。

香里「そう・・・」

名雪「うん」

香里「でも、どうなるにしても名雪。・・・・あなたしだいよ」

名雪「・・・・ありがとう、香里。すこし気持ちが楽になったよ」

香里「だから最近元気が無かったのね〜」

名雪「ごめんね、心配かけちゃって」

香里「いいのよ、親友を心配するのはあたりまえでしょ」

名雪「かおり〜」

香里「はいはい、もう〜泣かないの。まったくー」

名雪「付き合わせちゃってごめんね」

香里「いいのよ、こんなことくらい。じゃあね名雪」

名雪「香里、ばいば〜い」

 ありがとう、香里。

 わたし、もう迷ったりしないよ。

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名雪「ただいま〜」

秋子「あら、名雪。お帰りなさい」

名雪「ただいま、お母さん」

祐一「先に帰ってくれなんていうから、なんかあったのか?」

名雪「ううん、なんでもないよ。」

祐一「そうか、ならいいんだけどな」

名雪「ありがとう、祐一。心配してくれてたの?」

祐一「そんなたいそうなもんじゃないが、一応な」

名雪「ううん、それで十分嬉しいよ」

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 うん、わたしもう迷ったりしない。

 わたしは・・・・・・。

 祐一のことが・・・・・・。

 

 好き

 

 

 

 

 

 

 

一言:んふふふふふ、きました。これは自分で書いてても、かなりキました。

   やっぱりなゆきが一番です。かいてて顔がにやけてしまってました。んふふふふふふふ〜w。

   こういう話はよくある(たくさん)と思いますが、一味違う感じにしたつもりです。

   一味ちがってなかったらごめんなさい。ではでは感想等おまちしてま〜す。