出会った時から好きになってたかもしれない。あの日…教会の前でぶつかった時から…。
あなたの姿を自然と目が追っていた。
教室の中、昼休みの喧騒の中でも静かにたたずんでるあなたを…
放課後、一人で帰るあなたを。
「図々しい奴」だと思われても一緒に帰りたくていつも声をかけてた。
最初はとっても怪訝そうで面倒くさそうで…
「何だ?こいつ」って言いたげな表情。でも時々は一緒に帰ってくれたね。
多分、断るのも面倒になったからかもしれないけど…。
それでも私は嬉しかったよ。
断られて当然、「別にかまわない」って言ってくれたら叫びだしたいくらい嬉しかった。
制服以外のあなたと会いたくて突然、電話してデートにも誘った。
あなたの気に入りそうな場所を選んであなたを誘って…
断られる事もしばしばだったけど休日も一緒に過ごしてくれたね。
勝手に名前で呼ぶようになってもあなたは無関心だった。
けど私はすごくあなたに近付けた気がしたの。
「珪くん」って初めて呼んだ時、鼓動があなたに聞こえるんじゃないかと思う位ドキドキしたよ。
いつも私が追いかけてると思ってた。
あなたの背中を探すのが当たり前だったから
あなたが私の名前を呼んでくれた時、すぐに返事ができなかった。
その時のあなたの訝しげな顔。
「名前で呼んだらダメか?」
多分、私はすごく真っ赤になっていたはず。嬉しくてあなたの声が耳に入らないほど。
「?変だぞ、おまえ。」って言ったね、その時。
うん、確かに変だった。
いつからだろう‥あなたが「一緒に帰らないか?」って声をかけてくれるようになったの。
いつからだろう…あなたからデートに誘ってくれるようになったの。
いつからだろう……「もう少し一緒にいたい。」って言ってくれたの。
(いつから…だっけ?)
「!」
「…珪くん。」
「一緒に帰らないか?」
「うん、帰ろ!」
あなたと一緒にいられるだけで私、幸せだよ。。。
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