| アーサー/King Arthur
本編主人公の少年王。原作ではランスロットに主役の座を奪われ、映画等では爺さんになっていることも多いため、主人公とは思えない地味さを持つ。
が、ここでは主人公です。
私的妄想により、創作ではかなりコワイお方になってしまいました。
しかし、台詞から滲み出る彼の性格を分析すると、『怖い人』ですよ。…絶対。
私のアーサー観を決定付けたセリフ。
「美しい妻を失ったことより、立派な騎士を失ったほうがどれほど悲しいか。
妃ならその気になれば代わりはいくらでもいるが、あれほどの立派な騎士の一団は二度と結成されはしまいから。」
「私はあの姉を、我が妻よりも、一族の他の誰よりも信頼していたのに――」
これらを、私が解釈するとこうなります。
…王妃、愛されてないよ…。これじゃあ浮気もするわな〜。
それにひきかえ、悪さばっかりしてる姉が何故こんなにヒイキされてるのか?
そうか、きっと彼的には、姉は素敵な人なのねv
これで妄想が膨らみました(^_^;)
考えてみると、やはりアーサーが全ての中心です。
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| モルガン/Morgan le Fay
妖姫モルガンと称されるアーサーの異父姉。原作ではまさに悪の化身(ダースベ…違う)。
しかし初めて『アーサー王の死』を読んだとき、彼女が一番面白くて好きでした。
なにしろ、悪いことは何でもかんでも彼女の仕業なのです。まさに縦横無尽の大活躍(笑)!
創作では綺麗系の姉になってますが、それはブラッドリーのせいでストレスがたまったからです。
だって、あちこちで「美姫」と明言されてるのにあの扱いはひどいでしょー、って。
イメージではジョディ・フォスター(のお若い頃)みたいなのがいいな〜と思ってるんですけども。
彼女は、アーサーを最期にかき抱き、
「弟よ、なぜもっと早く私のところに来なかったのですか?」
と決め台詞を云うシーンが一番印象に残っているため、私的には綾○系の母性の人…。
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| ランスロット/Sir Launcelot
円卓の騎士中随一の勇士。ただ素行に非常に問題があり、いつも騒動を巻き起こす困った人。
強く逞しく美しい、というこの時代の男の一級品なのですが、なんだか馬鹿っっぽいところがマイナス50点。
美形は知性を伴わねばならないという私の美学により、主役ではなく脇役で。
創作では、彼はどんなときでも悲惨な役回りになってます。
ランスロット卿といえば、映画などではクールな人のように演じられているのですが、数々のセリフがそんなドリーマーな幻想を私に抱かせてくれません。
例えば王の留守中に王妃が云う。
「王のお供をせずに残っているのはよくありません。きっと二人で楽しむためだろう、と噂されるに決まっています。」
ランスロットは答えて云う。
「王妃様の御良識には頭が下がります。近頃御賢明になられて、良識豊かになられましたな」
…。
コイツ、やはり脳味噌筋肉のクチか…。(失礼)
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| グウィネヴィア/Queen Guinevere
アーサーの王妃。物語では善き美女の代名詞であり、女神の象徴でもあります。
・・・が。『アーサー王の死』における彼女の行動はまさに仰天モノです。
嫉妬に狂って泣き叫ぶわ、他の女の袖を持ってるって言っちゃあ暴れ、ランスロットを狂わせる。なんなんだ、この人わ。
とはいえ、アーサーの怖さと愛の無さを考えると、彼女はかわいそうな人なんではないか、という仮説も成り立ってしまうような気がします。
そんなわけで、創作では結構可愛いお嬢さんになりました。
でも後半から「バケラッタ」になる予定。
…少なくともランスロットよりはいつも肝が据わってますよね、この方。
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| マーリン/Merlin Ambrosius
魔法使い、ドルイド僧、そして物語の異教の要素を体現する人物。
ディズニー映画『王様の剣』ではおちゃめなお爺さん。
『エクスカリバー』ではモルガンの色気?に騙され、年金詐欺被害の高齢者のような目に遭う哀れな人。
アーサーに様々な助言をするも、物覚えの悪さ故かちっとも覚えていてもらえず、後半は影が薄い…。
創作でもあっさりと篭絡されてしまいました。合掌。
テニスンの詩にある「I
trusted you too much.」という呟きがなんだか好きです。
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| モルドレッド/Sir Mordred
アーサーと異父姉モルゴースとの間に生まれた物語のキーパーソン。
伝説の闇の部分として象徴的に描かれる運命の子。
映画『エクスカリバー』とブラッドリーの『アヴァロンの霧』に影響され、私の頭の中では、彼はモルガンの子になっています。
シニカルな美形に違いない!という思い込みもこの2つから。
実は彼が一番のお気に入りv
父と母に対する愛憎絡む思いと、自身の優秀な資質を存分に発揮できない憂鬱が彼を陰影に富む魅力的な人物にしています(←詩馬ビジョン)。
後半では「主役」でございます。さ〜堕ちるぞ〜(笑)
ベルさんの呼び名に影響され、彼のニックネームは「王子」。白馬じゃなくて黒馬っぽいけど。
決め台詞は何でしょうねえ。「黙れ、くそ坊主」…違うって。
それにしても、伝説になるような偉大な父を敵に回して、国中の人々を魅了した彼。
やっぱりすごい。きっと親父譲りの強力なカリスマ持ち(byFE聖戦)。
ところで余談ですが、「不吉な予言を受け、王が皆殺しを命じたにもかかわらず生き残った」というモチーフは、聖書で云うとイエス・キリストそのものです。
さすが黒王子、出生エピソードもレベルが高い!
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| ガウェイン/Sir Gawain
アーサーの甥で円卓の花形騎士。ランスロットよりも男らしい「いいヤツ」。
様々な逸話が多いことで有名ですが、「醜い婦人との結婚」の話で女性ファンを増やしたことは疑いないと思われます。
とどめは兄弟愛の美しさと死に際のカッコよさ。
「おお神よ!兄弟たちをお守りください!」
「ああ、これでもう私の幸せは去った。弟たちが殺されるだなんて!」
「ラーンスロット卿よ、貴方以上に気高い者の手にかかって死ぬのはあり得ないことだ。」
まさに、殺し文句のコンボ技炸裂!
思わず兄貴〜(野球でいうと阪神金本レベル)と崇めたくなります。
この人の不幸は立派な弟たちに混じって不出来な弟や黒い弟を持ってしまったことでしょうか。
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| モルゴース/Morgause
アーサーとモルガンの姉妹にあたるロト王の王妃。ガウェイン他、子沢山の母。
本当は三人姉妹で間にエレインが入るわけですが、彼女はめんどくさいので排除(…)。
このモルゴース王妃、弟とは知らずにアーサーと関係を持ってしまい、ガウェインが聖杯探索をする際に不倫がバレたという展開もあるようですが(汗)、何だか周りに振り回されてる気の毒な人、なのか??
ガレス卿の話の中で、「15年ぶりに息子に会いに来た」という下りがあり、『随分と放任主義だね、お母さん』という印象あり。
そういえば、著者の違いによって一番性格が変わる方かもしれません。
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| ガレス/Sir Gareth
ガウェイン卿の弟であり、モルドレッドの兄に当たる貴公子。
とにかく凛々しくふてぶてしい、素敵な人だと思います(笑)
「美しい手」という呼び名を持つことからもわかるように(手の美しさは高い身分の象徴)、世を忍ぶ姿であっても高貴さが滲み出てしまう、まさに王子気質のお方。
彼のセリフには何気に勝気さと自負心が溢れていて、
(⇒例 「私はお前などより生まれも身分も高いのだ。そのことを、お前の身体でわからせてやろう」)
見ようによってはけっこうヤな奴なんですが、まあ『カッコいいから許す』ということで!
そんな彼に負けず劣らずタカビーなレディ・ライオネスとの恋愛話は、珍しく個性的な彼氏と彼女の面白い逸話です。
短編で書いてみて満足しました。
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| エレイン/Elaine of Corbenic
アーサー王伝説にはエレインという名の姫君がたくさん登場します。(名前が浮かばないときはとりあえずエレインにしとけ、という決まりでもあったのだろうか?)
とりあえず、彼女はテニソンの詩に出てくるシャロットの姫とは違うエレイン姫ですね。
優雅なイメージの人ですが、私的にちょっと…苦手です。
聖なる血筋の清純な姫、という肩書きに一瞬騙されそうになりますが、よく考えるとなんか違うぞ、と。
だって、計画妊娠を企み、出来ちゃった婚を狙った挙句に、相思相愛(おそらく旦那公認)の恋人仲をムリヤリ引き裂こうとする女だよ? ダメじゃろ?
しかも、王妃に直に食ってかかる根性はあるくせに、ランスにはいつも魔法がらみの裏技+反則技でしか迫らないのは何故なんだ!?
なんか、現実にもいそうな女性特有のしたたかさ。怖い…。
息子欲しさといえど、他の女のふりをしてまで床を共にしたいと望むあたり、もはや狂信的ですらあるのでわ。わわわ。ブルブル(>_<)
そんなわけで、殺害計画を企むモルガンのほうがまだ分かり易くて好きです。単に趣味の問題ですけど。
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