可哀想よね。



Uさんの奥様と
私の身内の話をしていた際、

思いもかけないことを言われた。

「その方は 可哀想よね。」

心底 憐れみ
同情してくださってる表情だった。

わたしは、面くらった。

その身内は、
たぶん、人からは 
うらやましい生活をしてると言われると思ったからだ。

憐れむなんて言葉は 一番遠く思える。

納得しない表情の 私に
Uさんの奥様は、続けて言われた。

「だって、そうでしょう?
 その方は、ご自分のこと幸せと思えないのじゃない?」

人から、どう見えるか?ではなく、
自分自身が どう感じるか?が
幸せの基準だということを
改めて認識させられた。

そうやって別の視点で見てみたら
私の心にも
本当に可哀想。。という感情が湧いてきた。

Uさんの奥様と話す前とでは
考えられない心の動きだった。

その夜、私は、
確実な信仰を持っているわけでは ないくせに、
その身内が、自分の幸せに気づきますようにと、
祈り方もよくわからないまま祈った。・・・

それは、私の中で、
何かを確実に 変えた。

こんな感情になれるとは
奇跡のようだ。

奇跡なんて言葉を使うのは、大袈裟かもしれない。

だが、私にとって
積年の思いが ゆっくりと溶け出し動き
私自身も、安らかな気持ちになれたのは、
奇跡と言いたいくらい 大きなことだったのである。




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