sinamonnのつぶやき・・・

5、補導歴

 補導されたことありますか?自慢にはならない、むしろ恥ずかしいことだが俺は二度ほど補導され、五度ほど補導を逃げ切った。補導される年齢ってのはだいたい思春期にあたるわけで、ついつい警察官に向かって反抗的な態度をとってしまうものだ。
 高校1年の秋、学校帰りに大阪をうろついてた俺は何も考えずにタバコを吸っていた。銘柄は「チェリー」だったと思う。当時俺はチェリーだった。どうでもいい・・・。さて、ふかしながらうろついていると、何者かに肩をたたかれた。誰だろう?友達かな?そんなことは実際考える暇もなかったが、振り返ると黒くて長方形状の物質を見せつけられる。ん・・・?俺が落としたのか?しかし、そこで体がヒヤッとするのを覚える。そう、警察手帳だ。警察手帳の威圧感ってのは想像を絶するものである。ただの手帳であることには変わりないんだが・・・。警察官はナゼいつも二人で行動するのだろう・・・。そんなことを考えている暇はない。逃げるか?ここは大阪だ。走って逃げれば人込みの中に紛れて捕まることはないかもしれない。しかしsinamonnは足がすくみあがって逃げれない。そこで警察官は言葉を放つ「大阪府警少年課のモンや。タバコ消せ」しかしsinamonnはすくみあがって動けない。「消せって」怖い・・・。とりあえず消すか・・・。「はい・・・。」弱い・・・。「君何歳や?」どうする?20とか言っとくか?俺の顔だとごまかせないよな・・・。ていうか20で通るなら引き止めたりしないか・・・。ここは正直に「16です」怒られるのかな・・・?ドキドキ・・・、ワクワク・・・いや、ワクワクじゃねえよ!「あかんやんけ〜ちょっとこっち来てくれんか?」ん・・・?何やらひとけのないところへと連れて行かれる。おいおい・・・襲われるのか?そう言えば新聞なんかで『万引き少女、口止めとして警察官に援助交際せまられる』なんて記事があったよな・・・。ついに掘られるのか・・・トランクス何色だっけ・・・?いや、違う!何考えてんだ!警察官は人に見られないように気を使ってくれているのだ!そこで警察官「制服はどうした?」ん・・・?コスプレ派か・・・いや違うって言ってるだろ!職務質問じゃねえか。「うちの高校は制服ないです。」実際私服の高校だった。「どこの高校や?」うっ・・・高校に連絡されると停学だよな・・・どうすっか・・・とりあえず言っとけ「○○高校です」そこで警察官「おまえ、○○いうたら進学校やんけ!」自慢ではないがそう言われてもしかたあるまい。「はぁ・・・」こうとしか答えようがない。「○○のやつがタバコ吸っといてええんかいな?」いや、○○に限らず高校生ってのは一般にタバコはあかんやろ・・・何考えてるんだこいつは?しかし俺に言えるセリフではない。その後生徒手帳を見せることになり、妙な用紙に名前やら何やら書かされることになる。「とりあえず、学校と家には連絡するから。いいな?」よくねえよ!停学じゃねえかよ!・・・そこでsinamonnは「はい・・・。」弱すぎる。しかし学校に連絡されることはなかった。(家には連絡されたが・・・。)
 高校二年の夏、へなちょこバンドを組んでいた俺はギターをかついでチャリでスタジオに向かう途中、葉巻を吸っていた。葉巻なんて高校生の吸うものじゃない・・・。しかし、好奇心旺盛の俺は当時タバコ屋でついつい葉巻を購入し、吸っていたのだ。チャリで走っていると、「そこの黄色い服の少年!止まりなさい!」どうやらパトカーの放送のようだ。だいたい黄色い服の少年なんかおるのかよ?しかし走り続けるとまた聞こえてくる。「黄色止まれ!」なんだよ、黄色って!?そこで後ろを振り返ると明らかにパトカーは俺を追跡している。ん・・・?俺のことか?そこで自分の服装を見てみる。青のジーパンに黄色のTシャツ・・・俺じゃねえか!?しまった・・・!とりあえず葉巻を投げ捨て、ストップ。警察官もパトカーを止め、降りてくる。やっぱり二人だ・・・。「兄ちゃん、大学生か?」どうしよう・・・大学生と言っとくか?しかしカバンには例によって生徒手帳が入ってある・・・くそっ!「いや、高校生です」すると警察官「あか〜んや〜んけ〜」何だこいつは?狂ってるのか?夏だもんな・・・しかたあるまい。
 まあこれ以上話すのもアホらしいので省略させてもらおう。成長した今は警察に世話になるようなことは・・・たぶんしてない。たぶん・・・。