菜摘子の詩
つぶやき
この焦燥感は一体何?
ずっと前から胸の内で燻り、次第に大きくなって
今ではすっかり体も心も飲み込まれてしまった
カメラは壊れてバッグの中で仮死状態
ギターもケースの中で張りを無くして眠っている

次第に小さく、おとなしくなって行く自分が
自分の目の前を歩いている
背中が曲がり、首をうなだれ、目にはかすみがかかって
歩幅はせまく力の失せた足を運んでいる自分が……

そんな自分が背負い続けているものは
やって来たことへの後悔と
年老いた両親への負い目と
肉親への愛情の裏返し
そんな二律背反に彩られた人生への悔恨

「全てが終わった」・・・と心は色あせ
むちゃくちゃな感情が重ねた罪
蜂蜜味の悔恨が孤独の淵へ自分を追い込んで行く

欲しいものは何?
名声?誇り?お金?権力?自由?
それとも全て?それともひとつ?ふたつ?

全てはいらない!
名声も誇りも権力も要らない!
どうせ望んでも満足出来るほどのものは手にはいる事は無いのだ!

全ての煩いから逃れられないのなら、

いっそこの世界が滅んでしまえばいい!
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