菜摘子の詩
電   飾
ケヤキの並木道が電飾で飾られる

        そんな月日になりました

    屈強な男達が

         額に汗して電飾を巻き付ける


神様もキリスト様も仏様もアッラーも

    神社も仏閣も教会もモスクも

        ケヤキはとんと興味ないのに

            夜遅くまで光を巻きつけられ

                眠る間もないのに


道行く人々は電飾を見上げ口々に

          「きれい…」とつぶやき

            独身も既婚も恋人同士も

               ひとときの夢に酔いしれる


でも、支えるケヤキへの思いは

               何処にもないのです
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