菜摘子の詩
冬の一日
晴れやかな冬の一日
   白雲は風に流れ
      鳥たちは風に逆らう

はしゃぎ始めの凧たちが
   威嚇の唸り声を上げると
      無邪気な歓声が青空に舞い上がる

緩やかな太陽が薄黄の日差しを
   眠りについた草木にふりそそぐ時
      枯葉達は寒風の喝采に答え
         おき忘れた心残りを昇華するのだ

ああ、豊穣の時は過ぎ
   静寂の時が訪れんとする間際の
      穏やかなひととき

白雲が流れ
鳥達は舞い
わたしのこころに幾許かの平穏を与えてくれる
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