菜摘子の詩
夜明け
煌びやかな星の衣を纏った夜の使者が
   おもむろに退場する時
     舞台は色とりどりの衣を纏った妖精達の出番

朝露は雪化粧を施して舞台の裾を飾り
   気の早い鳥たちは
     出番の合図を触れ回るのに大忙し

舞台の奥を飾る綿雲は
   妖精の光を浴びて金色に輝き
     主人公の登場への期待で
        はにかみの紅を浮かべる

さあ、舞台は整った
妖精達は大空に舞い上がり
手に手に颯爽とホルンを吹き鳴らす

出でよアポロン、太陽神よ
   その輝く豊穣の光で
      疲れ果て冷え切った大地を暖めよ
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