菜摘子の詩
積み重ねて来た
Mの重さが
今更ながら
わたしを圧倒する

そんな瞬間を
身を屈め
両手で
Mの体を抱え込み
狂おしい心を庇う

大いなる矛盾

その矛盾の味は
わたしの舌を痺れさせ
Fであることの自覚を
麻痺させてしまうのか



狂おしい心の焦燥を持って
抱え込んだMの体を
たとえ愛しんだとしても



狂おしいFの心は
Mの体さえ飲み込む
大河の奔流となって
わたしとわたし自身を
新世界へと導いてくれるのだ
狂おしく
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