菜摘子の詩
プラスチックの薄板に型取られ

アルミ箔で蓋をされた錠剤は

まるで昆虫の卵

手に取って振ると

キャラキャラと乾いた音を立てる

この一粒ひと粒が卵

そうなんだと思う

わたしに飲み込まれ

わたしの体内で弾け

この望まない体を

内側から食い尽くしてくれる

見た事も聞いた事も無い

昆虫の卵