そして、パーマをかけることに。。。。
でもとっても痛かった。。ピン巻く時とか髪ひっぱりすぎだよ兄さんA!!と
心の中で叫びながらも俺の心は広い。ちょっと我慢してみた。
ピンを激痛の中巻かれ、次に待っていたのはよくわからんスプレー地獄。硫黄
臭いぞこれ。サリン?合理的解釈も妨げられる程の異臭。ぎ、ぎぶです・・・。
それでも人間は素晴らしいもので臭いに慣れ、なんとか通過。
いよいよあの機械の登場!!丸いのがグルグル熱を放射してきよった。最初は
そのあたたかさに母なる優しさを感じていたが、甘かった。
じりじりじり・・・。痛いのよ・・。お兄ちゃんB痛いのよ・・・。
僕の頭皮はとってもデリケート。親父もおじいちゃんもハゲてはいないけど、あ
んまりいじめると将来訴えるよ。確かに、あの兄ちゃんBは言った。「熱かった
ら言ってね。」そう優しく僕につぶやいていた。でもね、熱くて心の広さにも限
界に達したその瞬間、君は冷たい麦茶を僕にプレゼント。なんてタイミング。
計ったな、光秀め。
まさかまさかの奇襲攻撃に信長の最期を思った僕は、「あ、ども。」
僕の蘭丸は弱かった。敵にお礼言っちゃったよ。まぁいいや。我慢してたらそこ
まで痛くなくなってきた。自分を洗脳しつつ時が過ぎるのを待った。
「ピーっ・・・。」
至福の瞬間。開放された。終わった。もう思い残すことはない。
そしたら「じゃあ髪すすごうか」と兄さんA。ジャー。
席に戻り鏡の前で初めて自分の変わり果てた髪を見た。
ん〜。ん〜。この髪型の感想はまた後日。。。
チョキチョキチョキ。伊藤さんが髪を切り始めた。「最近彼女とはど
う?」・・・。失恋した僕には痛い質問。「別れました」、「なんで?!」
来たっ!この質問!何度繰り返された会話だろう。淡々と答えた僕はもう立派な
失恋ダンディー。大人の仲間入りさ。
チョキチョキチョキ。伊藤さんは髪を切り続ける。伊「軽音はどう?」え「今
度ベースやってみたいんすよね。」伊「ギタリストはベースもすぐできるように
なるよ。」え「・・・。」否定する間もなくミスター伊藤は俺をギタリストに仕
立て上げていった。軽音だってこと覚えていてくれた君に感謝。でも僕はドラ
マー。太鼓しか叩けない不器用な男。誤解だって、言いたかったけど、今日の僕
は妙に心が広くて、何も言わなかった。偽善で世界の循環をよくしてみた瞬間。
髪を切り終わり「じゃあ、すすごうか。」満足げな伊藤さん。
・・・。実は来たときにもワックス落とすためにシャンプーされてた僕はこの日
三回目のシャンプー。帰った家でもシャンプー。ハゲるな・・・こりゃ。
チャリでの帰り道。すずしい風に想いをはせて、今日も鶴見川にたまちゃんが
いないことを確認。安心。