『C』






「あっは!あっはっは!」


サイン帳を見るなり、
佐藤さんは大声で笑い出した。



僕の背中に汗がだらだら流れ、
顔は真っ赤になってしまった。




「おっかしい!

 田中君て大人しいと思ってたけど、
 こんなに面白い事いつも考えてるんだ。」


佐藤さんは
笑いすぎで出てしまった涙を、

細い指でぬぐいながら話した。


「・・・せっかく三年もクラスが一緒だったのに、
 余り話さなかったよね。

 一年生の時から
 田中君と親しくなってたら、

 もっともっと学校も楽しかったのにね。」






佐藤さんが、
ずっと憧れていた佐藤さんが、

僕にこんな事を言ってくれるなんて!




僕は椅子を弾き飛ばして
立ち上がった。




「佐藤さん!僕、はまってるから!!

 トーテムポールの3段目に、
 絶対はまってるからぁ!!」




僕はカバンを掴むと
ダッシュで教室を出て、

一目散に
トーテムポールへと走った。







木で出来た
トーテムポールでさえ、

僕を応援してくれているかのように見えた。




佐藤さんに宣言したんだ、

早くトーテムポールの3段目に
はまらなければぁ〜!!







<A>
僕は早速、トーテムポールによじ登る事にした。

<B>
僕は早速、用務員さんに斧を借りに行く事にした。

<C>
僕は早速、お祈りの準備に取り掛かる事にした。
神聖なトーテムポールの一部になるためには、必要なものがたくさんある。
手長エビのヒゲ、黄色いとんがりハット、赤ちゃん筆などなど、急がなければ〜!






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